T-Mobile、HSPA+へのアップグレード計画を発表:データプラン付き「Dell Inspiron Mini 10」を販売
米キャリア4番手のT-Mobileが、3GネットワークのHSPA+へのアップグレードとデータプラン付き「Dell Inspiron Mini 10」の発売を発表した。
米通信キャリアのT-Mobile USAは3月23日、米国内で提供している3Gネットワークを現在のW-CDMAから、より高速なHSPA+にアップグレードする計画を発表した。2010年末までに、100以上の都市の1億8500万人のユーザーに新サービスを提供する計画だ。
HSPA+対応ネットブックの第一弾として、米Dellの「Inspiron Mini 10」を2年契約のデータプラン付きで24日から販売する。価格は199.99ドル。T-Mobileで販売するInspiron Mini 10はWindows 7搭載版のみで、T-Mobileのネットワーク接続ツール「webConnect Manager」がプリインストールされている。
T-Mobileは2009年秋にフィラデルフィアでHSPA+ネットワークサービスを立ち上げ、現在はニューヨークやワシントンD.C.郊外などでサービスを提供している。同社によると、HSPA+は競合の3Gネットワークの3倍の速さだという。HSPA+にはW-CDMAと後方互換性があるため、現行ネットワーク対応の端末ユーザーは、ネットワークのアップグレード後も端末を買い換える必要がない。
T-Mobile USAは、3400万人の加入者を持つ米国第4位の通信キャリア。最初のAndroid端末「G1」を発売したほか、米GoogleのオリジナルAndroid端末「Nexus One」が最初に対応したのもこのキャリアだ。
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