後ろ姿も映す「インタラクティブミラー」:Display 2010
自分の後ろ姿も映す「インタラクティブミラー」が「Display 2010」に出展されている。洋服の試着時に印象を確認するといったことができる。
フラットパネルディプレイを集めた展示会「Display 2010」(東京ビッグサイト、16日まで)に、ビデオカメラとタッチパネルディスプレイを組み合わせた「インタラクティブミラー」が出展されている。46インチのディスプレイにカメラで撮影した映像を映して鏡のように使えるほか、撮影した静止画を並べて表示してコーディネートの比較ができる。
ノングリッド(東京都渋谷区)が開発したソフトウェアをPCにインストールし、タッチパネル、ビデオカメラと接続して使う。操作はすべてタッチパネルで行う。
洋服を試着した際に後ろを向いて静止画撮影すれば、振り向いて確認する必要なく、自然な後ろ姿の印象を確認できる。撮影画像は保存可能で、最大6枚まで並べて表示できる。試着した数パターンのコーディネートから、もっとも似合う組み合わせを探したい時にも便利だ。
撮影した画像にエフェクトをかけることも可能。画像の上部を膨張させる「ヘッドファット」、中央を膨張させる「ファット」など6種類のエフェクトで遊べる。「親子で買い物に来た際に、親はコーディネートをチェックし、子どもはエフェクトをかけて遊ぶ――といった使い方もできる」(ノングリッドの森正徳さん)
「インタラクティブミラーを見て驚くお客さんも多い。お客さんとお店のコミュニケーションツールとしても使える」(森さん)という。現在は、ファッションブランド「DIESEL」の東京・銀座店で採用されている。
アパレル関連やブライダル関連での利用を想定。価格は、要望に合わせて個別に見積もるとしている。
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