9月30日の東京株式市場では、任天堂の株価がさらに下落した。「ニンテンドー3DS」の発売が年明けにずれ込んだ上、業績予想の下方修正と減配も発表されたことから失望感が高まり、関連銘柄もそろって値を下げた。
同社株価は前日の3DS発表イベントの最中から急落。この日大証1部では取引開始前から売りが先行、前日終値から1620円安となる2万1390円で取引が成立。その後も売られ、終値では前日比2150円安(-9.34%)の2万860円まで下げた。東証1部では2370円安(-10.22%)の2万820円だった。
任天堂ゲーム機の部品を手がけるミツミ電機は99円安(-7.18%)の1280円、DS用ゲームカートリッジ用LSIを手がけるメガチップスは109円安(-7.22%)の1400円と、関連銘柄も急落した。
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