Windows 8のIEでも使えるAppleのオンラインオフィススイート「iWorks for iCloud」
Appleの「iWorks for iCloud」は、Microsoftの「Office 365」やGoogleの「Google Docs」に対抗するオンラインオフィススイート。Windowsマシン上のIEやChromeでも利用でき、Office文書の編集も可能だ。
米Appleは6月10日(現地時間)、年次開発者会議WWDCにおいて、オンラインオフィススイート「iWork for iCloud beta」を発表した。“近いうちに”公開するという。開発者向けβ版は同日公開された。
iWorkは、米MicrosoftのOfficeに対抗するAppleのオフィススイートで、これまでにMac版とiOS版が出ている。
iWork for iCloudは、同社のクラウドサービス「iCloud」に保存したドキュメントをWebブラウザで開いて編集できる、米GoogleのGoogle Docsや、米MicrosoftのOffice 365のようなオンラインオフィススイートだ。対応ブラウザはSafari 6.0.3以降、米MicrosoftのInternet Explorer(IE) 9.0.3以降、米GoogleのGoogle Chrome 27.0.1以降で、Windows 8搭載のPCでも利用できる。また、Microsoft Office文書の編集も可能だ。
利用できるようになると、iCloudのホーム画面に下の図のように「Pages」「Numbers」「Keynote」のアイコンが表示されるようになる見込み。
WWDCで同サービスのデモを行ったProductivity Applications担当副社長のロジャー・ロズナー氏は、Pagesの文書での画像の文字回り込みや、デスクトップのWord文書をドラッグ&ドロップでiCloudにアップロードしてWebブラウザで開き、編集する操作などを披露した。
関連記事
- iOS 7──“iPhone発売以来最大の変更”の中身
AppleがWWDCで発表し、今秋リリース予定の次期モバイルOS「iOS 7」の主な新機能を紹介する。 - Apple、無料ストリーミング音楽サービス「iTunes Radio」発表
Googleに続いてAppleも、ストリーミング音楽サービスを発表した。「iTunes Radio」はPandoraのような広告ベースの無料のストリーミングサービスで、Music Matchユーザーは広告なしで利用できる。 - iOS 7の気になるセキュリティやビジネス向け新機能、BYOD対応も
- 3倍速い「AirMac Extreme」と「Time Capsule」が登場
- アップル、次期OS X「Mavericks」を今秋リリース
- 「MacBook Air」に第4世代Core+12時間駆動の新モデル
- 「新Mac Pro」チラ見せ──斬新な円筒デザイン、次世代Xeon、Thunderbolt 2、4Kディスプレイ対応
- WWDCで発表された数字まとめ──iOS端末の販売台数は累計6億台、他
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.