セコム、宅配ボックス発売 荷物が届くとスマホへ通知 保管中はセンサーで監視
セコムが「セコムあんしん宅配ボックス」を発売。同社のホームセキュリティサービスと連携し、荷物が届くとスマホへ通知したり、保管中はセンサーで監視したりする。
セコムは12月18日、宅配ボックス「セコムあんしん宅配ボックス」を発売した。同社の警備サービス「セコム・ホームセキュリティ NEO」「セコム・ホームセキュリティ G-カスタム」のオプションとして提供し、荷物が到着するとスマートフォンに通知が届いたり、保管中は異常がないかをセンサーで監視したりなどの機能を備える。
セコムあんしん宅配ボックスでは、荷物が収納されるとユーザーのスマホアプリか、セコム・ホームセキュリティ NEOの専用コントローラーなどにプッシュ通知が届く。ユーザーは専用の鍵で、好きな時に荷物を取り出せるという。
荷物を保管している間は、不正な扉の開閉がないかセンサーで監視。こじ開けなど異常が発生した場合はセコムへ信号を送信し、緊急対処員が駆け付けるという。万が一宅配ボックスから荷物を持ち去られた場合は、セコム・ホームセキュリティの盗難保険で保険料を支払うとしている。
受け取れる荷物の大きさは、最大34(幅)×50(高さ)×35(奥行き)センチ、重さは20キロまで。価格は8万3500円(以下税別/台座、送信機ボックスを含む)で、工事料金は3万5000円としている。
セコム・ホームセキュリティの契約ユーザーでなくとも宅配ボックスの購入は可能だが、その場合の価格は10万5700円(台座、送信機ボックスを含む)で、スマホアプリとの連動やセンサーによる監視などは利用できない。
セコムは、宅配ボックスの販売を通じ「再配達課題解決に取り組みたい」とし、初年度に1000台の販売を目指すとしている。
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