Appleはほぼ毎年秋に新製品発表のイベントを開催します。春にも時々やります。2015年は3月9日(米国時間、以下同)に、2016年は3月21日にやりました。
Appleのイベント告知はキャッチフレーズが付いているのがお約束です。2015年春は「Spring forward」のフレーズで「新しいMacBook」と「Apple Watch」が、2016年春は「Let us loop you in」のフレーズで「iPhone SE」「9.7インチiPad」「新バンドのApple Watch」などが発表されました。
でも、今日はもう3月19日。この段階で招待状が出ていなければ、少なくとも3月中にイベントはなさそうです。
もっとも、Appleはイベントなしで新製品発表をすることもあります。直近では、A10Xプロセッサを採用した「9.7インチiPad Pro 2」が3月20日〜24日に発表されるのではないか、などの予想が出ています。
これだけならまぁ、プレスリリースだけの発表でいいかもしれないですね。
ところで、Appleはずーっとデスクトップ型Mac(iMac、Mac mini、Mac Pro)のアップデートをしていません。
一番最近のアップデートは1年5カ月前の「iMac」です。「Mac mini」は2年5カ月前、2014年10月16日の「It's been way too long」(すごく待たせたね)イベントで小さなアップデートがありました。「Mac Pro」に至っては、2013年10月22日(「We still have a lot to cover」イベント)の黒い円柱モデルを最後に3年5カ月も放置状態です。プロセッサは旧世代のXeonです。
まさか、Appleが原点であるデスクトップ型Macを捨てるとは思えない(思いたくない)ので、そろそろラインアップを一新してほしいところ。
そうしないと、例えばVR/AR分野に参入したいデベロッパーさんやクリエイターさんが離れていきそうです。ティム・クックCEOだって「ARはスマートフォンと同様に全ての人のためのものになるだろう」と言ったのですから、VR/AR分野を重視しているはずです。
4月に引っ越す新しいApple本社キャンパス「Apple Park」の「スティーブ・ジョブズ・シアター」のお披露目に、新しいデスクトップ型Macの発表は最適だと思います。
6月開催のWWDC 2017でもまだ新シアターを使わないのは、秋の発表イベントのためにとってあるんじゃないかと、勝手に想像して期待しています。その場合、イベントのタイトルは「Hi, I'm home」とかですかね。
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