バンダイロゴ含む「暴力的なAI画像」拡散に、米法人が非難 カーク氏殺害事件の“フィギュア風加工”と関係か
「(バンダイの)ロゴを含む暴力的なAI生成画像が、Web上で拡散していると判明した」――バンダイナムコグループで、米国における玩具商品などの販売を手掛ける米Bandai Namco Toys & Collectibles Americaは9月17日(日本時間)、このような事態を非難する声明を出した。これに対し、X上では、チャーリー・カーク氏の殺害事件との関係を指摘する声が一部で出ている。
同社が公式X(@BandaiCollect)で発表した声明によると、拡散している画像は「当社のロゴが暴力的、または刺激的な内容と結び付くパッケージに描かれており、最近の出来事に関連するものを含む」という。これらの画像は、同社が作成したり承認したりしたものではないと指摘。同社は「いかなる形の暴力も強く非難し、そうした文脈における当社のブランドや製品、ロゴの使用を支持・推奨しない」とした。
「現在、本件について調査を進めており、無許可または誤解を招くコンテンツは、報告・削除するための措置を取っている。当社の価値観や意図を誤って伝えるような知的財産の悪用を深く懸念しており、決して容認しない」(Bandai Namco Toys & Collectibles America)
同社の声明では、具体的にどのようなAI画像が拡散しているのか言及していない。一方、X上の一部では、米保守系の政治活動家であるカーク氏が10日に殺害された事件との関係を指摘する声が出ている。それによると、カーク氏が銃撃された瞬間を、生成AIを利用してフィギュア風に加工した画像が拡散。その画像の一部にバンダイのロゴが表示されていたという。
18日時点で、Xで拡散した投稿は削除されているようだが、XやInstagram、Facebookなどでは同様の画像が複数転載されている。
AIによる画像のフィギュア風の加工は、「ChatGPT」の画像生成機能でジブリ風の画像を作成するのが流行した4月頃に、海外を中心にSNSで一時流行した。その後、8月末頃から、米Googleの画像生成AIモデル「Gemini 2.5 Flash Image」(通称:nano-banana)の発表もきっかけとなり、XやInstagramなどで再度注目を集めている。
一方、バンダイとBANDAI SPIRITSは9月16日、生成AIでフィギュア風に加工した画像の一部に同社のロゴが表示されているとして「画像は弊社商品ではない」と注意喚起。「生成画像について弊社商品と誤解を与えるような投稿は控えてほしい」としていた。
なお、バンダイとBANDAI SPIRITSの発表では暴力的な画像への言及はなく、Bandai Namco Toys & Collectibles Americaの今回の声明の発表時間ともずれがあるため、注意喚起の対象が異なる可能性がある。
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