28年までに生成AIアプリの4分の1にセキュリティ事故、MCP普及でリスク拡大――Gartner予測
2028年までに企業向け生成AIアプリケーションの25%が年間5件以上のセキュリティインシデントを経験する――米Gartnerは4月9日(現地時間)、このような予測を発表した。MCPなど、AIを外部ツールやデータに接続するための共通規格はセキュリティよりも利便性を優先した設計のため、適切な監視なく導入すると情報漏えいや不正操作のリスクが高まると警告する。
Gartnerは、MCPなどの規格を利用する際は、データの意図しない露出や外部コンポーネントの脆弱(ぜいじゃく)性などのリスクに備える必要があると指摘。特に、エージェントが機密データへのアクセス、信頼できないコンテンツへの接触、外部との通信を1つのワークフローの中で実行している場合には注意が必要だという。
これらのリスクに対処するには、厳格なレビュー体制の確立や、高リスクなユースケースでAIと外部を連携させないこと、既知の脅威パターンへの対処、業務分野の専門家によるガードレールの定義などの対策が求められるとする。
特に、AIアプリケーションを利用する際はそのアプリケーションを導入する業務分野の専門家との連携をGartnerは推奨する。AIにデータやリソースへのアクセスを許可する前に、業務の専門家がMCPサーバのオーナーになり、エージェントのガードレールを定義すべきだと強調した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
よく見られているカテゴリー
アクセスランキング
-
1
Google、“動画版Nano Banana”こと「Gemini Omni」公開 会話で映像を生成・編集
-
2
Appleが5年がかりで開発したセキュリティ対策を5日で突破 「Mythos」が見せつけた脆弱性攻撃の威力
-
3
日立、Anthropicと提携 グループ29万人に「Claude」などAI導入 社会インフラ分野にも展開へ
-
4
生成AIで3Dモデルを自動作成 専門スキル不要でテキストや画像から3D化
-
5
GPT-5.5は最高性能ではないのに、なぜエンジニアが熱狂? カギは“最後まで自走する力”
-
6
GoogleのAIサブスク、最上位プランを値下げ 月額1万4500円の新プランも
-
7
人間 vs. 人型ロボ、より多く作業をこなせるのは? 生配信で対決した結果…… 米企業
-
8
【やさしいデータ分析】ベイズ統計入門 ~ 古典的な統計との違いと使い分け
-
9
「最新のAI創薬ラボ」なのに会議室みたい!? 製薬大手がラブコール送る“異色のAI企業”による新拠点とは
-
10
「ポンコツ」と呼ばれたM365 Copilotの逆転劇、GPT-5が転換点 活用の秘訣は“脱・プロンプト職人”
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR