「生成AIの回答、口コミより信頼できる」 買い物の情報源として……博報堂調査
買い物時、生成AIの回答を信頼する人は、ECサイトのレビューや、個人のSNSやブログを信頼する人より多い――博報堂のシンクタンク・博報堂買物研究所が、こんな調査結果を発表した。買い物で生成AIを活用する人は全体の24.6%と、約4人に1人まで広がっている。
買い物で生成AIを利用する人を「AIショッパー」と定義。生成AIの利用実態と購買行動への影響について調べる「AIショッパー調査」を、全国の20~69歳の男女2万人を対象に2026年2月に実施した。
調査結果によると生成AIの認知率は91.2%。うちプライベートでの利用率は49.4%だった。年代別では20代が71.3%と最も高く、30代も57.2%と過半数に達した。
生成AIを買い物で使う人の使い方の上位は「専門用語やスペックの意味を分かりやすく解説させる」(66.6%)、「複数商品の性能や機能を比較する」(64.7%)、「生活の悩みの解決策を見つける」(62.1%)だった。
AIショッパー(n=1276/性年代均等割り付け)が買い物の情報源として信頼する(「信頼している」+「やや信頼している」)割合が最も高かったのは「自分で調べた・体験して得た情報」(71.0%)で、次が「企業の公式サイト・アプリ」(58.7%)、「価格比較サイト」(58.1%)、「店舗の販売員・スタッフ」(57.6%)。
次が「生成AIの回答」(51.7%)で、「ECサイトのレビュー」(48.6%)や一般人のSNS・動画サイト上のレビュー(41.5%)、「ブログ・noteなど個人が発信する情報」(38.0%)、「インフルエンサーのSNS・動画サイトのレビュー」(35.3%)を上回った。
生成AIの活用により、買い物にかける時間が「減ったと思う」AIショッパーは28.9%で「増えたと思う」の19.2%を上回った。一方で納得感が「増えた」人は34.9%と、時間短縮と納得感向上が両立する傾向が出た。
AIショッパーが生成AIに任せたい買物のプロセスは、「欲しい商品の情報収集」「どんな商品を買うべきか、あたりを付ける」「複数の購入候補から1つに絞り込む」が上位。それぞれ、「ほとんど任せたい」から「少しは任せたい」の回答が計8割を超えた。
同研究所は「今後、生成AIは単なる検索や比較といった一部のプロセスを担うだけでなく、買物のパートナーとして定着していく」とみている。
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