引退した人型ロボ、“溶けた鋼の海”に沈む アーノルド・シュワルツェネッガー氏が提案 米企業が動画公開(1/2 ページ)

 引退した人型ロボットが“溶けた鋼の海”に沈む――ロボット開発企業の米Figureは9月30日(現地時間)、こんな動画を公開した。Figureの人型ロボット「Figure 02」を活用したもので、同社のブレット・アドコックCEOと俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏のやりとりがきっかけになったという。

 動画では、天井から伸びる鎖につかまったFigure 02が電気炉に降下していく。炉に沈んでいくFigure 02のサムズアップや、シュワルツェネッガー氏の「アスタ・ラ・ビスタ」(スペイン語で「さようなら」や「またいつか」の意味)という呼び掛けなど、映画「ターミネーター2」のオマージュとみられるシーンも複数挿入されている。また、Figure 02が炉に飛び込む様子も確認できる。

 撮影は、フィンランド東部のイマトラにある鋳造所で実施した。スタントマンの動きを参考に、Figure 02の動作を制御するAIモデルを訓練することで、自律的に電気炉に飛び込めるようにしたという。鋳造所における極度の高温や電磁場の中でも、Figure 02は問題なく動作を実行したとしている。

 この動画のきっかけは、アドコックCEOが8月に自身のXアカウントでFigure 02の処分方法を尋ねたことだ。2025年10月に発表した新モデル「Figure 03」の運用が中心となり、Figure 02を維持・管理するのが難しくなっていたという。

 これに対し、シュワルツェネッガー氏は「溶かすべきだ」とリプライした。Figureが同氏に連絡を取ったところ、シュワルツェネッガー氏が参加を希望したため、動画の制作に着手したとしている。

 なおFigureは、撮影現場の“裏側”を記録した動画も公開しており、実際の映像であることをアピールしている。

 「AI生成動画の時代だからこそ、はっきりさせておきたいことがある。私たちは実際にロボットに自律的なジャンプを訓練させ、フィンランドに輸送し、溶けた鋼の中に飛び込ませた。この映像を楽しんでほしい」(Figure)

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