米OpenAIは1月16日(現地時間)、「ChatGPT」の低価格な有料プラン「Go」の日本を含むグローバル展開と、広告表示テストを開始すると発表した。ユーザー層を拡大しつつ、将来的な収益モデルの多様化を同時に進める戦略だ。
Goプランは、昨年8月にインドなど一部の地域で先行提供されていた低価格の有料プラン。無料プランよりも長時間のチャット利用や、より多くの機能へのアクセスが可能になる。無料プランが短時間の利用や機能制限を前提としているのに対し、Goでは継続的な対話やトピックの深掘り、プロジェクト機能などが使える点が特徴だ。日本ではPlusプランの半額、月額1500円で提供され、無料プランと上位のPlusプランの中間に位置付けられる。
広告表示のテストは段階的に実施する。まずは米国で、無料プランおよびGoプランのユーザーを対象に段階的に実施する。Plus以上の有料プランでは表示しない。
表示される広告は、ユーザーとの対話の文脈に応じたコンテキスト連動型広告になるが、ChatGPTの回答そのものに広告主の意向が反映されることはなく、広告は明確なラベル付きで表示されるという。以下のサンプル画像では、パーティ用のレシピについて相談する会話の下に、「Sponsored」として調味料の広告が表示されている。
ユーザーは「設定」で、会話内容を広告の関連付けに使わないよう選択できるが、広告を完全に表示させたくなければ、Plus以上の有料プランにアップグレードする必要がある。
広告主に対してユーザー個人の会話データが提供されることはないとしている。また、ユーザーが18歳未満であると申告または予測されるアカウントには広告を表示しない。さらに、健康やメンタルヘルス、政治などのデリケートなトピックや規制対象のトピックの近くには広告を表示しない方針だ。
将来的には、ユーザーが広告に興味を持った場合、広告主に直接質問できるような機能を追加する可能性があるとしている。以下のサンプル画像では、ChatGPTに旅行先について相談する会話に目的地の不動産企業の広告が表示され、その広告の「Chat with <広告主名>」を選択することで、広告主とのチャットを開始する流れを紹介している。
OpenAIは「ユーザーを第一に考え、信頼を維持するという私たちのコミットメントは変わらない」とし、「長期的に、何百万人もの人々や企業が価値を感じ、お金を払う価値のある製品を構築することに注力している」という。サブスク事業は既に堅調だが、広告の導入で多様な収益モデルを構築できると考えていると説明した。
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