「生成AIを日常的に使う時代が来た」──AI処理に適したWindowsパソコン「Copilot+ PC」18日発売（1/2 ページ）

日本マイクロソフトは6月18日、Windows PCの新しいカテゴリーで、AI処理に最適化したPC群「Copilot+ PC」製品を発売する。記者向けに開いた製品説明会では「生成AIを日常的に使う時代が来た」とアピールした。

[松浦立樹，ITmedia]

　日本マイクロソフトが、Windows PCの新しいカテゴリー「Copilot+ PC」に属するPC製品を6月18日に発売する。Copilot+ PCは、AIアシスタント「Microsoft Copilot」などを利用した際のAI処理を高速化するためにNPU（ニューラル・プロセッシング・ユニット）を搭載したPC群。17日には、記者向けの製品説明会を開き「生成AIを日常的に使う時代が来た」とアピールした。

日本マイクロソフト、「Copilot+ PC」製品を6月18日に発売

　米Microsoftが定めているCopilot+ PCの要件は「Microsoftが承認したCPUかSoCでかつ、40TOPS（1秒当たり40兆回）以上の推論処理を行えるNPUの搭載」「16GB以上のDDR5／LPDDR5メモリ」「256GB以上のSSD／UFSストレージ」の3つを挙げている。18日発売する製品は全て、Qualcommの最新SoC「Snapdragon X Plus／Elite」を搭載している。

　Microsoftからは「Surface Pro」（第11世代）と「Surface Laptop」（第7世代）の2種を発売。他にも、日本エイサーやASUS JAPAN、デル・テクノロジーズ、日本HP、レノボ・ジャパンなども18日以降、Copilot+ PCに属する製品を展開していく。

「Surface Pro」（第11世代）と「Surface Laptop」（第7世代）

サイズやカラーも複数展開

各ベンダーのCopilot+ PC