料理を撮影→AIが食材や量を推定するiPhoneアプリ「カロリAI」 GPT-4oの画像認識技術を活用
AIが食事のカロリーをまとめて推定──そんなiOS向けアプリ「カロリAI」が7月22日にリリースされた。米OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4o」の画像認識技術を活用したサービスで、料理の写真を撮影するだけでAIが食材やその量などを推定する。
AIが食事のカロリーをまとめて推定──そんな機能を持つiOSアプリ「カロリAI」が7月22日にリリースされた。米OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4o」の画像認識技術を活用したサービスで、料理の写真を撮影するだけでAIがその食事内容から使われている食材やその量などを推定。アプリ上で食事記録を管理できる。
AIが画像から推定した食材や量から、カロリーや栄養素を算出することも可能。AIに栄養成分表を参考にカロリーなどを推定させることで精度を高めているという。また、AIが食事内容にコメントする機能や、目標体重やその期日を決めて1日当たりの摂取カロリーを定める機能、摂取カロリーや栄養素のグラフ化機能なども備えている。
アプリのダウンロード自体は無料だが、AIによる写真解析機能を使うには有料プランへの登録が必要。月額360円から利用できる。他にも、メールアドレスなどのアカウント登録が必要な他、生年月日や体重、身長なども入力しなければならない。
アプリを作成したのは、個人開発者であるYuki Obuchiさん。X上では「新野ユキ」というアカウント(@yuki_arano)を運用しており、そこではカロリAIを実際に利用した動画などを公開中。「パックすしのネタまで推定したり、二郎の盛り方まで推定してくれます!」などとアピールしている。
なお、Androidアプリへの対応は未定。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AIが「グラス空いてるけど、何か飲む?」と提案するサービス GPT-4oの画像認識技術を活用 Gateboxが開発
3Dキャラクターの表示装置「Gatebox」を開発・販売するGatebox社は、飲食店向け接客サービス「AI幹事」を発表した。「GPT-4o」の画像認識技術を活用したサービスで、テーブルに設置したカメラからグラスの空き具合をAIが判断し追加注文など提案する。
「AI幹事」飲食店に大ウケ──開発者が明かす、誕生のきっかけと想定外の反響 人とAIの新しい関係は居酒屋で始まる?
「AI幹事」が、飲食業界の注目を集めているようです。なぜ、AI幹事を作ろうと思ったのか、Gateboxとだるまジャパンにお話をうかがったところ、このサービスは絶妙なタイミングで登場したことが分かりました。
OpenAI、軽量で安価なマルチモーダルAI「GPT-4o mini」リリース
OpenAIは、軽量で安価なマルチモーダルAIR「GPT-4o mini」をリリースした。アプリ開発者向けのAPIは従来のハイエンドモデルより1桁安く、GPT-3.5 Turboよりも高性能としている。
iPhoneにChatGPTが統合 最新モデル「GPT-4o」で応答 OpenAIアルトマンCEO「きっと気に入ってもらえる」
米Appleは、iPhoneなどの製品に米OpenAIのAIチャット「ChatGPT」を統合すると発表した。
米Microsoft、“ChatGPTの目と耳実装”の影で画像対応の生成AI「DeepSpeed-VisualChat」開発
Microsoftに所属する研究者らは、複数枚の画像とテキストを処理できる大規模言語モデル(LLM)を提案した研究報告を発表した。DeepSpeed-VisualChatは最大70Bパラメータの言語モデルのサイズにおいて優れた拡張性を示した。


