Microsoft、DeepSeekのR1をAzure AIとGitHubで公開 Copilot+ PC向けも

Microsoftは、話題の中国製AIモデル「DeepSeek-R1」をAzure AIとGitHubで提供開始した。「Copilot+ PC」でローカルで使える「NPU最適化版」も提供する計画だ。

[ITmedia]

　米Microsoftは1月29日（現地時間）、中国AI企業DeepSeekがオープンソースで公開している「DeepSeek-R1」モデルをAzure AI FoundryとGitHubで提供すると発表した。Microsoftの顧客は、DeepSeek-R1を自社のAIアプリに統合できる。

　Microsoftは公式ブログで、「Azure AI Foundry上のDeepSeek-R1は、モデルの動作の自動評価や潜在的なリスクを軽減するための広範なセキュリティレビューなど、厳格なレッドチームテストと安全性評価を受けている」としている。

Azure AIのモデルカタログでDeepSeekを使う（画像：Microsoftの動画より）

　Microsoftはまた、Copilot+ PCでローカルに実行できるR1の「NPU最適化モデル」も近日中にリリースすることも発表した。

　GitHubで公開されたのは、671BパラメータのAIモデル。開発者はこれを使ってGitHub上でAI機能や製品を構築できる。モデルの詳細についてはドキュメントを参照されたい。

GitHubのDeepSeek-R1のページ

　Microsoftと米OpenAIは現在、DeepSeekが自社モデルのトレーニングのためにOpenAIのAPIを無断で使っていたかどうかを調査中と報じられている。