ニュース
AIの利用・導入、契約上の注意点は? 経産省がチェックリスト公開
経済産業省が、AIの利活用において発生する契約上の注意点をまとめたチェックリストを公開した。法務や弁護士、事業部門の担当者などが、サービス提供者に渡すデータの利用範囲や契約上の利益について十分検討できるよう作成したという。
経済産業省は2月18日、AIの利活用において発生する契約上の注意点をまとめたチェックリストを公開した。法務や弁護士、事業部門の担当者などが、サービス提供者に渡すデータの利用範囲や契約上の利益について十分検討できるよう作成したという。
資料は全42ページ。AI関連サービスの利用・提供に際して発生するデータの利用ややりとりなどを12の項目に分類し、それぞれに関する契約上の注意点をチェックリストとしてまとめている。
例えば、ユーザーがAIシステムに提供したプロンプトなどのインプットを、ベンダーがどれだけの期間保持するか、もしくは消去義務の有無を定めるかという項目では「保持期間が完了した場合にベンダーがどのような対応をするか」「ベンダーが、ユーザーが求める場合や、契約期間の終了時に、インプットの削除義務を負うか」といったチェックリストを提示。チェックリストを活用する上での留意点も整理している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「AI著作権チェックリスト&ガイダンス」 文化庁が資料公開 「著作権侵害をどのように立証できるか?」など解説
文化庁は「AI著作権チェックリスト&ガイダンス」という資料をWebサイト上で公開した。
EUの最新AI規制で課される「透明性義務」 ユーザー企業への影響は
本連載では、各企業がこの法律に対応するための基礎的な内容と抑えておくべきポイントなどを全3回にわたって解説する。
ChatGPT、サンタになる 期間限定で音声モードに「Santa」追加 近日中に“動画撮影”機能も登場
米OpenAIは、ChatGPTの音声チャット機能に「サンタモード」を追加した。音声機能「Advanced Voice Mode」(高度な音声モード)などで提供していたAIの声に、期間限定で「Santa」を追加。AIがサンタクロースを演じて、クリスマスムードを盛り上げる。
サイバーエージェントはなぜ“基盤モデル”を開発するの? 生成AIブームの今知りたい、AIベンダーの動向
生成AIブームの今、注目のキーワードが「基盤モデル」だ。各AIベンダーたちの間で基盤モデルの開発競争が激化する中、それぞれの開発状況や強みを探っていく。今回は、サイバーエージェントに話を聞いた。
一時停止していた「DMMボイス」→「にじボイス」として再開 「予想外に反響が大きかった」と停止理由を説明
DMMグループでAI関連サービスを開発するAlgomaticは、AI音声生成サービス「DMMボイス」を「にじボイス」に名称変更し、提供を再開した。


