日立製作所は2月28日、生成AIの普及でデータセンター需要が急拡大するとみて、データセンター事業体制を強化すると発表した。新たにデータセンター事業統括本部を設置し、グループ横断で戦略を策定する。
加えて、日立、日立システムズ、日立インフォメーションエンジニアリングが展開してきたデータセンターサービス事業を、4月1日付で日立システムズに統合する。
1500人のデータセンター関連エンジニアを日立システムズに集め、国内で運用管理する日立グループのデータセンターを取りまとめる。これにより、ファシリティ設計・管理からIT運用まで一貫したサービスを提供できるようになるとしている。
また、全データセンターで2027年度までにカーボンニュートラルを達成することを目指し、データセンター敷地内へのソーラーパネル設置など、サステイナブルなファシリティサービスを提供する。
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