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VS Code拡張「Cline」、DeepSeek R1とV3を無料で利用可能に AIコーディングアシスタントがより安価で使いやすく
米Cline Botが、テキストエディタ「Visual Studio Code」向け拡張機能として提供中のAIコーディングアシスタント「Cline」上で、中国DeepSeekの大規模言語モデル「DeepSeek-R1」と「V3」を無料で利用可能にした。
米Cline Botが3月12日までに、テキストエディタ「Visual Studio Code」向け拡張機能として提供中のAIコーディングアシスタント「Cline」上で、中国DeepSeekの大規模言語モデル「DeepSeek-R1」と「V3」を無料で利用可能にした。ただし、レートリミット(API呼び出し回数の制限)により同日午後3時半時点では利用しづらい状況のようだ。
設定にあるモデルの選択欄から「deepseek/deepseek r1:free」もしくは「deepseek/deepseek chat:free」を選ぶと各モデル(後者はV3)を利用できる。 R1とV3は、DeepSeek社が提供するWebサービスかスマートフォンアプリからは無料で使えるが、公式のAPIから呼び出す場合は有料となる。
Clineはユーザーの命令に応じて生成AIのAPIやWebブラウザにアクセスし、目的のファイル内容の修正や新規作成、コードの実行などを自律的に行うAIアシスタント。一度の命令内容を達成するために複数のアクションを自律的に組み立てて実行するようなAIは「AIエージェント」と呼ばれ、注目を集めている。
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