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山口県、全公立中学校に生成AIツール導入 生徒3万3000人+教職員が活用へ

山口県教育委員会は、5月から県内の公立中学校全153校に通う生徒や教職員、約3万3000人に生成AIサービス「スタディポケット」を導入する。同サービスを提供するスタディポケット社(東京都千代田区)が発表した。

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 山口県教育委員会は、5月から県内の公立中学校全153校に通う生徒や教職員、約3万3000人に生成AIサービス「スタディポケット」を導入する。同サービスを提供するスタディポケット社(東京都千代田区)が4月8日に発表した。

 スタディポケットは教職員向けの「for Teacher」と生徒・学生向けの「for Student」を提供。山口県は主にfor Studentを利用する。同県は2024年度、県内の公立中学校7校で生成AI活用の実証実験を実施。思考力や表現力の伸長を期待して試験導入したところ、授業で生まれた疑問の解決や不安解消などで一定の効果が確認できたことから、全校への展開に至った。

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保護者の声(ニュースリリースから抜粋)

 スタディポケット for Teacherは「GPT-4o」といった大規模言語モデルを利用できるAIチャット機能を搭載しており、学級通信や作問、保護者アンケートの集計を効率化できるプロンプトのテンプレートも備える。指導の参考にするため、for Teacherからはfor Studentを再現したシミュレーション機能も利用できる。

 スタディポケット for Studentは学生・生徒向けのAIチャット機能を提供。生徒による授業への質問や文章の添削などを受け付ける一方で、直接的な答えを提示することはせず、思考を促すような回答をする点が特徴という。山口県はfor Teacherも導入するが、指導の参考としてシミュレーション機能を使うのが中心で、校務の効率化には使わないという。

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シミュレーション機能のイメージ

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