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OpenAI、「deep research」軽量版リリース 無料ユーザーも利用可能
OpenAIは、Web検索するAIエージェント「deep research」の軽量版を発表した。これにより有料版の利用上限が引き上げられた。無料ユーザーも月5回まで利用可能だ。
米OpenAIは4月24日(現地時間)、2月にリリースしたAIエージェント「deep research」の軽量版を、ChatGPTの有料版(Plus、Team、Pro)に提供するとXへのポストで発表した。
25日現在、既にPlusで利用可能になっている。
無料版でも利用可能だが、利用回数上限が厳しい(本稿執筆現在、1カ月当たり5回までとなっている)。
軽量版は、「o4-mini」搭載で、オリジナルのdeep researchと「ほぼ同等の知能を備えつつ、提供コストを大幅に削減している」という。
レスポンスも速く、「期待される」深度と品質も維持されるとしている。
有料版ユーザーの場合、オリジナルのdeep researchの利用上限に達すると、クエリが自動的に軽量版に切り替わる。
PlusとTeamユーザーの場合、1カ月当たりの利用上限は合計25回と表示され、このうちオリジナル版は最初の10回まで利用可能で、11回目以降は自動的に軽量版に切り替わる。
Proユーザーの場合、オリジナルは125回までで、その後軽量版を125回まで利用可能だ(合計250回)。
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