速報
東大の松尾・岩澤研、「大規模言語モデル講座」の資料を無料公開 LLMの理論から実践まで体系的に解説
東京大学の松尾・岩澤研究室は、大規模言語モデル(LLM)に関する講義資料を無料で公開した。同研究室が2024年9月から11月にかけて実施した講座「大規模言語モデル講座2024」で使用したもの。
東京大学の松尾・岩澤研究室は8月1日、大規模言語モデル(LLM)に関する講義資料を無料で公開した。同研究室が2024年9月から11月にかけ、「東京大学サマースクール2024」の一環として実施した講座「大規模言語モデル講座2024」で使用したもの。ライセンスは「CC BY-NC-SA 4.0 DEED」で、非営利目的に限り2次利用できる。
資料は公式サイトから無料でダウンロードできる。全12回分の講義資料では、LLMの概要に始まり、RAG(検索拡張生成)や事前学習、スケーリング則など、LLMに関する知識を解説している。
「2024年度の講座では、ChatGPT登場後の社会変化を踏まえたLLM技術の本質を理論から実践まで体系的に扱い、多くの受講者にご好評をいただきました。ぜひご自身の学習にお使いください」(松尾・岩澤研究室)
なお、同研究室では、学生と一部の社会人(国家・地方公務員、研究者、スタートアップ企業の社員など)を対象に、同講座の25年度版を実施する。「24年度から大幅に拡充し、最新の内容にアップデートした」としており、25年10月から26年1月にかけ、「基礎編」「応用編」の2講座で計16回を開催予定だ。講座は完全オンラインで実施され、受講料は無料。基礎編は8月29日まで、応用編は11月19日まで申し込みを受け付けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「東京都AI戦略」策定 都民サービスから職員の業務まで、AIを“徹底的に”利活用へ
東京都は、AIに対する基本的な考え方や取り組みの方向性を示した「東京都AI戦略」を策定した。都政におけるAI利活用や、民間企業や大学などと連携したAI推進を掲げる。
年末年始にLLMの勉強はいかが? 東大松尾研、大規模言語モデルの講座資料を無料公開
東京大学松尾研究室は、大規模言語モデル(LLM)の講義資料を無償公開した。同研究室が9〜10月に実施した「東京大学サマースクール 大規模言語モデル講座」で使用したもの。
“6分で分かる”ビジネスパーソン向け「AIエージェント入門資料」、パナソニックコネクトが公開
パナソニックコネクトは、「6分でわかるビジネスパーソンのためのやさしいAIエージェント入門」と題した資料を公開した。AIエージェントの特長や仕組みなどを、全24枚のスライドで解説している。
“目”を持つAI「VLM」のまとめ資料、ソフトバンクのAI開発企業が公開 基礎やトレンドを全95ページで紹介
ソフトバンクの子会社でAIの研究開発などを手掛けるSB Intuitionsは、大規模視覚言語モデル(VLM)の基礎などをまとめた資料「大規模視覚言語モデルの開発」を無料公開した。
「Claude Code」って何? KDDI子会社の解説資料が話題 動画で使い方やデモも紹介
「やさしいClaude Code入門」と題された資料が、はてなブックマークなどで注目を集めている。米Anthropicが提供するコーディング向けのAIエージェント「Claude Code」の概要などを解説している。

