ニュース
Xのバズ+生成AI=全自動ニュースサイト? ヤフー「SNSのバズまとめ」開始 ただ「正確性は保証しない」
生成AIがX上の話題を自動で要約し、ニュースサイト風に表示する「SNSのバズまとめ」をLINEヤフーが開始。
LINEヤフーは9月2日、生成AIがX上の話題を自動で要約し、ニュースサイト風に表示する「SNSのバズまとめ」の提供を、Xの投稿をリアルタイムで検索できる「Yahoo!リアルタイム検索」で始めた。
一定数以上の投稿が集まった話題を、生成AIが分析。ニュース記事のようなタイトルと短い概要を提示し、X投稿から写真も引用してニュースサイトようにまとめている。ただ「正確性は保証しない」としており、一部で適切ではない画像などが表示されている。
ブラウザ版「Yahoo!リアルタイム検索」(PC/スマートフォン)と、「Yahoo! JAPAN」アプリから利用できる。
Yahoo!リアルタイム検索のトレンドランキングを基に、「何が起きたのか」「なぜ話題になったのか」「どう反応しているのか」を生成AIが分析し、まとめを表示する。関連する投稿やXに投稿された画像・動画も閲覧できる。
AIによる自動生成のため「内容の最新性・正確性は保証されていない」と書かれている。
編集部で確認したところ、「サントリー会長、麻薬取締法違反容疑で辞任」の見出しに、「東京湾で釣ったクロダイ」の写真が添えられたり、「ナイジェリアで女性店員焼殺」の見出しの話題に、ラーメン二郎の写真が引用されるなど、明らかにマッチしていないものも一部で確認できた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AI事業者は「権利者の意思表示」尊重すべき――日本新聞協会、生成AIの“無断学習”巡り声明
日本新聞協会は、生成AIを開発・サービス提供する事業者に対し、報道コンテンツの保護に関するルールを守るよう求める声明を出した。AIモデルの学習に使う情報を集めるクローラーに対し、アクセスの可否を示すファイル「robots.txt」の順守などを訴えた。
AI事業者は「権利者の意思表示」尊重すべき――日本新聞協会、生成AIの“無断学習”巡り声明
日本新聞協会は、生成AIを開発・サービス提供する事業者に対し、報道コンテンツの保護に関するルールを守るよう求める声明を出した。AIモデルの学習に使う情報を集めるクローラーに対し、アクセスの可否を示すファイル「robots.txt」の順守などを訴えた。
「deep research」は“ニュースメディア離れ”を引き起こすか? 生成AIが変えるニュース読者の生活
リサーチ系のAIエージェントが複数出現し、話題になっている。それらをより信頼できる存在にするために、英Guardianが、米OpenAIと戦略的パートナーシップを提携した。今後、メディアのビジネスモデルはどのように変化していくのだろうか。


