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OpenAI、Microsoftと「次の段階」へ 覚書を締結 対立回避か
米OpenAIは、米Microsoftと今後のパートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。現在、最終的な契約条件を決めるために協議を進めているという。
米OpenAIは9月11日(現地時間)、米Microsoftと今後のパートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。現在、最終的な契約条件を決めるために協議を進めているという。
OpenAIは、覚書について「今後も安全への共通の取り組みに基づき、全ての人々に最高のAIツールを提供することに注力する」と説明。内容の詳細には言及していない。
Microsoftは2019年以降、OpenAIに出資しており、提携を続けている。一方、OpenAIの組織再編を巡り、一部のメディアが両者の対立を報じていた。
OpenAIは非営利団体として15年に設立された。25年5月には、利益を目的としながらも公益性を重視する米国の法人「PBC」として、営利部門を再編すると発表。非営利団体が、株主としてPBCを管理するとしていた。
なお、OpenAIは9月11日、組織の運営体制に関する声明も発表。非営利団体が持つPBCの株式保有額が、1000億ドル(約14兆7000億円、1ドル147円換算)を超えたという。
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