ニュース
家庭で使える量産人型ロボ「Figure 03」 安全性に配慮、“足でワイヤレス充電”も可能(3/3 ページ)
ロボット開発企業の米Figureは、人型ロボット「Figure 03」を発表した。従来モデル「Figure 02」の後継に当たり、各性能を強化。家庭での利用を想定し、安全性にも注力した。量産向けに設計しており、今後4年間で10万台の生産を目指す。
目標は「今後4年間で10万台の生産」
Figureは、Figure 03について「量産向けに設計した同社初のロボット」とアピールする。Figure 02の設計から、必要な部品や組み立ての工程などを見直し。金属加工のプロセスも、従来のコンピュータ制御による「CNC加工」から、鋳造を中心とするものに変更し、製造コストを削減したという。
Figure 03の生産規模拡大に当たり、サプライチェーンも新しく構築した。過去1年間、同社設計のアクチュエーターやバッテリー、センサーなどを生産できるサプライヤーとの連携に動き、最終的には数百万個の部品を生産できる体制を整えた。
こうした設計変更と体制のもと、同社が3月に発表した人型ロボットの生産施設「BotQ」での大量生産を図る。同施設ではまず、年間最大1万2000台の人型ロボを生産。今後4年間で10万台の人型ロボットの生産を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
人型ロボ、次々と洗濯物を畳む タオルの山を整理整頓 米ロボット企業が動画公開
ロボット開発企業の米Figureは、同社の人型ロボット「Figure 02」が洗濯物を畳む動画を公開した。タオルの山から1枚ずつタオルを取り出して畳み、バスケットに収納する姿が確認できる。
人型ロボ、物流倉庫で働く 荷物の向きをそろえ、ベルトコンベヤーへ 米ロボットメーカーが動画公開
ロボット開発企業の米Figureのブレット・アドコックCEOは、同社の人型ロボット「Figure 02」が物流倉庫で作業する動画を公開した。動画では、ロボットが荷物の向きをそろえ、ベルトコンベヤーに流していく様子を確認できる。
テスラの人型ロボ、カンフーアクションを披露 映画「トロン:アレス」ワールドプレミアで
米Teslaは、同社の人型ロボット「Optimus」がカンフーアクションする動画を公開した。SF映画「トロン」シリーズの最新作「トロン:アレス」のワールドプレミア(米国ロサンゼルス)の会場で、パンチやキックを繰り出している。
LLMの“次に来るAI”? NVIDIAが推進する「フィジカルAI」とは何か、識者に聞いた
米NVIDIAが推進する「フィジカルAI」。その仕組みや実現への課題、今、注目されている理由などを、AI開発企業Laboro.AI代表の椎橋徹夫氏に聞いた。
顔は「GMO熊谷代表を表示したタブレット」 2週間で開発した“ヒューマノイドCEO”の仕組みは? 同社に聞いた
GMOインターネットグループが開発した、熊谷正寿代表を模した人型ロボット「ヒューマノイド 熊谷正寿」。同ロボットの仕組みなどを同社に聞いた。