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ソフトバンク、国産LLM「Sarashina」のAPIサービス開始 法人向けに28日から
ソフトバンクと同社傘下でAIの研究開発を手掛けるSB Intuitionsは、大規模言語モデル(LLM)「Sarashina mini」のAPIサービス「Sarashina API」を始めると発表した。
ソフトバンクと同社傘下でAIの研究開発を手掛けるSB Intuitionsは11月5日、大規模言語モデル(LLM)「Sarashina mini」のAPIサービス「Sarashina API」を始めると発表した。Sarashina miniは、SB Intuitionsが開発した国産LLM「Sarashina」の軽量版。法人向けに28日から提供を始める。
Sarashina miniは、日本語性能や日本文化の理解などに強みを持つLLM。Sarashina APIでは、文章を生成する「Chat Completion API」と、文章の意味を理解して関連情報を抽出する「Embeddings API」を用意した。
法人ユーザーは、自社システムやアプリケーションとSarashina APIを連携させ、文章の要約や議事録の作成などの機能を利用できる。他にも、社内のナレッジをもとにプログラミングを支援する機能や、チャット型のエージェントシステムの開発などでの活用も想定する。
ソフトバンクとSB Intuitionsは今後、企業や業界に特化した国産LLMの開発にも取り組む。
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