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ソフトバンク子会社、独自LLM「Sarashina」シリーズを一般公開 「24年度中に3900億パラメータLLMの構築目指す」
ソフトバンクの子会社でAIの研究開発などを手掛けるSB Intuitionsは、日本語に強い大規模言語モデル(LLM)「Sarashina」シリーズを一般公開した。
ソフトバンクの子会社でAIの研究開発などを手掛けるSB Intuitions(東京都港区)は6月14日、日本語に強い大規模言語モデル(LLM)「Sarashina」シリーズを一般公開した。公開したのは5つの事前学習モデル(指示学習を施していないAIモデル)で、それぞれHugging Face上で公開中。MITライセンスであるため商業利用なども可能だ。
公開したAIモデルは「Sarashina1」(70億、130億、650億パラメータ3種)と「Sarashina2」(70億と130億パラメータ2種)の2種類。Sarashina1は、同社が先に開発したLLMで、これをブラッシュアップしたAIモデルがSarashina2に当たる。5つの評価セットで性能を評価したところ、Sarashina2の方が高い性能を示した。
Sarashinaの名前の由来については「竹芝という地名が歴史上初めて出てくる『更級日記』に由来し、当社所在地である東京都港区の竹芝の地から、世界で活用されるモデルを発信していくという意味を込めている」とSB Intuitionsは説明している。
同社は24年度中に、3900億パラメータのLLM構築を目指す方針だ。
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