ChatGPT、「グループチャット」を試験提供 複数人でのやりとりが可能に 最大20人まで
米OpenAIは、ChatGPTで複数人が同時にやりとりできる機能「グループチャット」の試験提供を始めた。最大20人まで1つの会話に参加し、ChatGPTとやりとりできる。日本と韓国、台湾、ニュージーランドで展開する。
米OpenAIは11月14日(日本時間)、ChatGPTで複数人が同時にやりとりできる機能「グループチャット」の試験提供を始めた。最大20人まで1つの会話に参加し、ChatGPTとやりとりできる。日本と韓国、台湾、ニュージーランドで展開する。
利用シーンとしては、職場での共同作業や、複数人で旅行計画の立案などを想定。会話の流れに基づき、ChatGPTがいつ返信するかしないかを判断する機能も備えている。ChatGPTをメンションすることで返信も要求できる。
チャットに答えるAIモデルは、各ユーザーの契約プランに基づき、最適なモデルが自動で選ばれる。なお、グループチャットとプライベートな会話のデータは切り離されている。グループチャット内で、個人の会話データを反映した出力はされないという。
グループチャットは、チャットの右上に表示される人型のアイコンをタップして始める。新しくグループチャットを作成できるほか、既存のプライベートな会話に他のユーザーを招待することもできる。ただし、既存の会話から始める場合、元の会話をコピーして別のグループチャットを作成する。グループチャットに初めて参加する際は、プロフィールを設定する必要がある。
グループチャットは、日本と韓国、台湾、ニュージーランドで、ChatGPTの無料プランと、有料プラン「Go」「Plus」「Pro」ユーザー向けに提供する。アプリとWebどちらからも利用できる。今後、試験提供で得たフィードバックを基に、展開する地域やChatGPTのプランの拡大を検討する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
OpenAI、「GPT-5.1」リリース 「よりスマートに、より楽しく」
OpenAIは「GPT-5.1」を発表し、有料ユーザー向けに展開を開始した。「Instant」と「Thinking」モードを搭載し、より会話的になった。「皮肉っぽい」など7種のトーンや16種のスタイルを選ぶパーソナライズ機能も追加した。
新語・流行語大賞に「チャッピー」がノミネート 何者?
出版社の自由国民社は、第42回「新語・流行語大賞」にノミネートされた30語を公開した。ChatGPTの愛称として知られる「チャッピー」もノミネートされた。
これは“サーベイ論文DDoS攻撃”だ──ChatGPT公開後に起きている学術界の論文汚染の実態
中国の上海交通大学に所属する研究者らは、大規模言語モデル(LLM)の登場により、生成AIによるサーベイ論文の増加していると指摘した研究報告を発表した。
ChatGPTがWebブラウザに 「ChatGPT Atlas」、米OpenAIが発表
米OpenAIは10月21日(米国時間)、ChatGPTを搭載した同社製のWebブラウザ「ChatGPT Atlas」を発表した。まずはmacOS版のみの提供となり、すでにダウンロードページを公開している。
ChatGPTの“エロ解禁”、OpenAIのアルトマンCEOが補足 「私たちは道徳警察ではない」
米OpenAIのサム・アルトマンCEOは)、ChatGPTの成人向けコンテンツの導入方針について「私たちは世界の道徳警察に選ばれたわけではない」と補足した。

