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生成AIを学べるカードゲーム、日本IBMが開発 研修サービス提供 セガXDが監修
生成AIを活用したカードゲームを通じて、生成AIの仕組みやプロンプトの書き方などを学べる。
日本IBMは11月17日、ゲーミフィケーション企業・セガエックスディー(XD)の監修を受け、生成AIを学べるカードゲーム「Generative AI Card Game Training−バトルワーカーズ」を開発し、研修サービスとして提供すると発表した。
オンラインサービスから自分の仕事を3つ入力すると、その内容が生成AIに評価され、0〜99のスコアが書かれたバトルカード3枚と、さまざまな効果をもつサポートカード1枚が画面上で生成される。
ユーザーはプロンプトを更新し、より高いスコアのカード生成を目指す。この作業を通じて生成AIの特性やハルシネーション、不得意領域、プロンプトインジェクション攻撃への対策、著作権に関する知識などを学ぶことができる。
生成したカードを印刷し、カードゲームとしてチーム戦か個人戦で戦う。それぞれのプレイヤーが入力した仕事を互いに知ることで、チームビルディングにも役立つという。
生成AIの特性や、人間とAIの役割分担、AIのリスクと対策などを学びながら、生成AIと協業する文化の浸透を図れるとしている。
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