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日本俳優連合、AI音声「にじボイス」にまた削除要請 20件の声が“声優に酷似”

日本俳優連合(日俳連)は、AI音声サービス「にじボイス」に対して、新たにコンテンツ20件に削除要請をしたと発表した。

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 日本俳優連合(日俳連)は11月19日、AI音声サービス「にじボイス」に対して、新たにコンテンツ20件に削除要請をしたと発表した。日俳連では7日にも、にじボイスの音声が組合員の声に酷似しているとして33件分の削除要請を出していた。今回も要請の理由は同じだ。


日本俳優連合の声明

 にじボイスは、DMMグループでAI関連サービスを開発するAlgomatic(東京都港区)が提供するサービス。同社は第1弾の削除要請が出た際には、該当の33件分の音声を取り下げていた。その理由として「法的な権利侵害は確認されなかった。一方、声の権利を尊重するプラットフォームとして、関係者に懸念を生じさせること自体が本意ではないと考えた」とし、関係各所に配慮した上での自主的な判断と説明していた。


AI音声サービス「にじボイス」(公式Webサイトから引用

第1弾の削除要請が出た際のにじボイス側の声明

 2回目の削除要請について、Xユーザーからは「にじボイス側は無断学習してたのか、わざと似せたのか、たまたまなのかを明らかにするべき」「学習データの出どころをごまかすからこういうことになる」など、にじボイスが利用した学習データに言及する声の他、「声が似てるだけで削除要請ってどういうこと?」「『削除要請』の連発ではなく合意形成に努力してほしい」など、日俳連の動きに疑問を呈する声も見られた。

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