ゲームの絵には“AI画像”使っていない──Cygamesが生成AI巡り謝罪 「不安を与えて、心から申し訳ない」
Cygamesは、生成AIに関する声明を発表した。同社は1月9日、AIサービスやツールを開発する子会社・Cygames AI Studioの設立を発表。これについて、一部のXユーザーからは、生成AIを使うことについて批判的な意見が上がっていた。
Cygamesは1月14日、生成AIに関する声明を発表した。同社は9日、AIサービスやツールを開発する子会社・Cygames AI Studioの設立を発表。これについて、一部のXユーザーからは、生成AIを使うことについて批判的な意見が上がっていた。Cygamesは簡易的な発表だったことについて謝罪し、ゲームで使っているイラストには画像生成AIのアウトプットはないと説明した。
Cygamesによると、この数日間で生成AIに関するさまざまな意見が寄せられたという。「現状の生成AIが持つ問題や社会的議論に触れず、 簡易的な発表をしたことにより、不安を与えてしまったことを、心から申し訳なく思う」と謝罪している。
「私たちはゲームを楽しんでくれる皆さま、 これら文化を築き上げてきたクリエイターやアーティストの尊厳、情熱、そして想いを何よりも大切にしている」(Cygames)
その上で、Cygamesのゲームやコンテンツのアートは全て、スタッフの技術と手作業で生み出したものであり、画像生成AIのアウトプットは含まれていないと説明。無断で画像生成AIの生成物をコンテンツに使うこともないと宣言した。これらの声明は、日本語と英語の2言語で発表している。
Cygamesは9日、AIサービスやツールを開発する子会社・Cygames AI Studioの設立を発表。画像生成や画像処理に関する業務を手掛ける、「AIスペシャリスト(画像生成)」などのポジションの採用活動を始めていた。この発表を見た国内や海外のXユーザーからは「残念極まりない」「生成AIはほぼ漫画村と同じ」「他の絵描きの絵を使う画像生成はやめた方がいいと思う」などの批判的な意見が相次いで寄せられていた。
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