生成AIヘビーユーザーほど「残業時間が長い」 パーソル傘下調査
生成AIのヘビーユーザーほど残業時間が長い――パーソルホールディングス傘下のパーソル総合研究所は、生成AIと働き方に関する実態調査の結果を発表した。
生成AIのヘビーユーザーほど残業時間が長い――パーソルホールディングス傘下のパーソル総合研究所(東京都江東区)は2月3日、生成AIと働き方に関する実態についてこんな調査結果を発表した。タスク単位では業務時間を削減できているともしており、一見矛盾した結果が得られた理由を考察している。
生成AIの利用者は、AIを活用したタスクで平均16.7%業務時間を削減できていたにもかかわらず、全体の業務時間を短縮できたのは25.4%にとどまった。また、AIを週4日以上使っている「ヘビーユーザー」の週平均の残業時間は8.34時間で、週1〜3日使っている「ミドルユーザー」は7.79時間、月数日以下しか使わない「ライトユーザー」は5.08時間だった。一方、AIの非利用者は4.99時間だった。
パーソル総合研究所によると、業種・職種・職位別でもこの傾向は変わらないという。同社は「生成AIは業務時間を短縮する層よりも、もともと残業時間の長い層で多く使われている実態が示唆される」と分析している。
なお、生成AIで業務時間を削減できたと答えた人のうち、61.2%が浮いた時間で「仕事をする」ことも判明した。他にも、職種・年代別のAI利用率などの調査結果を公開している。
今回の調査は、Webで実施した。対象は全国の正規雇用者3000人で、うち生成AIの利用者が1500人、生成AIの非利用者が1500人。期間は生成AIの利用者が2025年10月24日〜26日、生成AIの非利用者が27日〜28日。
経営×IT×事業のコラボで導くデジタル基点のビジネス変革
経営層とIT部門、そして現場業務を担う事業部門の視点を合わせ、デジタル戦略の解像度を高めるためにはどうすればいいのでしょうか。本イベントでは、ビジネストレンドを整理しながら、今知りたい経営×IT×事業のコラボレーションで全社の変革を進めるためのヒントをお届けします。
- イベント「ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 冬」
- 2026年1月27日(火)から2月25日(水)まで
- こちらから視聴登録できます
- 主催:ITmedia ビジネスオンライン、ITmedia NEWS
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
生成AI利用者、過半数が利用規約を確認せず リスク意識は高いが「認識と行動にギャップ」 LINEヤフー調査
生成AI利用者の過半数が利用規約を確認していない──LINEヤフーは、生成AIサービスの利用者に対する意識調査の結果を公開した。
ビジネスパーソンの6割「画像生成AI、週に1回は業務に利用」 アドビ調査
日本のビジネスパーソンの6割近くが、週に1回は業務で画像生成AIを利用している──アドビがビジネスパーソン1000人を対象とした調査結果を発表した。回答者のち595人が週に1回以上使っていると答えたという。
AI代替で人員削減、1割以上の企業で「影響ある」 規模大きいほど影響大
「既に人員削減への影響が出ている」と答えた人事担当者は12.3%で、大企業ほど影響が大きい傾向があった。
イラストレーターなど芸術系フリーランスに聞く「生成AIで収入は増えた? 減った?」 調査団体が約2万5000人にアンケート
芸術・芸能系フリーランスの収入は、生成AIの影響をどの程度受けているのか──やくみつる氏が名誉会長を務めるフリーランス調査団体の日本フリーランスリーグが調査結果を発表した。芸術・芸能系フリーランス約2万4991人に、生成AIへの所感や利用度、収入への影響を聞いた。
高校生の約9割「学習にAIを活用したことがある」 3割は「AIに悩み相談する」
具体的な活用方法では「分からない問題の解き方を質問した」が最多(86.0%)。続いて「難しい用語や概念の説明」(53.6%)など。



