OpenAI、ChatGPTの「deep research」を強化 GPT-5.2ベースでソース指定が可能に
OpenAIは、ChatGPTの「deep research」機能をアップデートした。基盤モデルを「GPT-5.2」に刷新し、特定のアプリやWebサイトを調査ソースとして指定できるようにした。また、専用ビューアで検索の進捗確認や目次付きレポートの閲覧、各種ファイル形式での書き出しができる。PlusとProユーザーに順次提供される。
米OpenAIは2月10日(現地時間)、ChatGPTの「deep research」をアップデートした。基盤モデルが「GPT-5.2」に更新され、調査対象として接続するアプリや、参照するWebサイトを指定できるようになった。また、検索の進行状況を別のビューアで追跡できるようになった。この機能は同日からPlusおよびProユーザー向けに展開を開始し、FreeおよびGoユーザー向けにも近日中に提供する計画だ。
昨年2月にリリースされたdeep researchは、ChatGPTがWeb上の公開情報を横断的に調査し、情報を整理・要約して、選択したトピックについて構造化された詳細レポートを作成する機能だ。これまではo3やo4シリーズのモデルで動作していた。
ユーザーはChatGPTに接続するアプリを選んだり、特定のWebサイトをソースとして使うよう指定したりできるようになった。
検索の進行状況や完成したAI生成レポートは、専用のビューアで確認できる。このビューアでは、チャットとは別のウィンドウでレポートを開くことができ、画面左側に目次、右側に参照したソースの一覧を表示する。ユーザーは目次を使ってレポート内の特定の項目へ素早く移動でき、生成途中の状況も含めて全体像を把握しやすくなる。
ChatGPTの進捗状況をリアルタイムで追跡したり、チャットボットがレポートを生成している間に調査範囲を編集したり、新しいソースを追加したりすることもできる。レポートが完成したら、新しいビューアからMarkdown、Word、PDFなどの形式でファイルをダウンロードできる。
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