企業の業務活動においてメールは欠かせない存在。しかしだからこそメールシステムの障害は大きなリスクだ。専任の担当をおけない中堅中小企業では、データセンターでメールシステムを構築、運用するサービスの導入が増えている。
自社内にメールサーバを構築して運用を行っている中堅中小企業にとって、老朽化したメールサーバのリプレースや、メールシステムの運用管理体制をどう確保するかは頭の痛い問題となっている。
特に、社内のシステム担当者が退職してしまって引き継ぎが行われていない、そもそも専任の担当者がいないという、よくある状況を想像してみよう。朝出社したらメールが使えない、復旧しようにもどこに連絡すればよいのか分からない――といった状況が現実に起こりかねない。普段は当たり前のようにメールを使っているだけに、いざ使えなくなってしまった時の影響はあまりに大きいのだ。
メールシステムを巡っては、停電などの「物理的な脅威」への対策として、リプレースのタイミングでデータセンターでの構築を検討する企業が増えている。
だが、単純にメールシステムをデータセンターに移設するだけでは、運用管理者にとっての負担は軽減されない。障害発生時の復旧作業などの対応が必要になるからだ。
エアネットでは、データセンターでの運用によるメリットを生かしつつ、運用管理者にとっての負担を軽減することが可能な「マネージド専用サーバサービス」を提供している。マネージド専用サーバサービスは、東京23区内に設置されたエアネットのデータセンターを利用して、サーバの設定・構築から運用フェーズにおける監視、障害復旧まで、エアネットがすべて対応を行うフルマネージド型のホスティングサービスだ。
ISP事業者として自社で大規模なメールシステムを構築、運用してきた実績をベースにしており、構築前の段階から、規模によって必要なサーバ機器のスペックや冗長化などの相談を無償で行うことができる。
運用管理者にとっては、リプレースの際の構築やその後の運用管理に関する負担が軽減されるという点に加えて、構築段階から個別にカスタマイズしてシステムを利用できるという点も大きなメリットだ。
例えば、あまりの拡大ぶりに社会問題化している「迷惑メール」。対策システムを導入している企業も増えてきている中、専用システムの導入を先送りしていた企業も、マネージド専用サーバサービスを利用すれば、メールサーバをリプレースするタイミングで迷惑メール対策を簡単に導入できる。
そのほかにも、
といったさまざまなニーズに対して、企業ごとに専用のシステムを構築して対応することができる。カスタマイズが難しい共用型サービスとは異なり、専用型ならではの柔軟性や拡張性の高いサービスが利用可能だ。
また、システム導入時には専門のエンジニアが作業を行うので、面倒な設定や構築の負担もない。
だが、実際にメールシステムをアウトソーシングするにあたって、気になるのがセキュリティの問題だ。まず最低限必要なチェック項目として、アウトソース先が情報セキュリティ管理に対する認証を取得しているかどうかという点が挙げられるだろう。エアネットでは2006年から「ISO/IEC 27001」「JIS Q 27001」認証規格を全社で取得しており、この点もしっかりとクリアしている。
また、運用環境であるデータセンターは、震度7クラスの地震にも耐えられる耐震性能、冗長化された空調・電源設備、無停電電源装置や自家発電装置など、安定運用の実現に必要な性能を完備している。
メールサーバのリプレースを検討している企業や、システム管理者のリソース不足に頭を悩ませている企業にとって、エアネットのマネージド専用サーバサービスは心強い味方となってくれるに違いない。
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提供:株式会社エアネット
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2008年5月25日