軽井沢で会議ができたらうれしい? 経営者が話す「福利厚生の悩み・ホンネ」あるある東急ハーヴェストクラブを社外会議室に

「福利厚生について社員にヒアリングしたら『そんなことするなら給料上げてくれ』と言われたんだよね」――。経営者が東急ハーヴェストクラブに宿泊して、日ごろ福利厚生に対して持っている悩みやホンネを語り合った。

» 2013年09月30日 10時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
旧軽井沢の東急ハーヴェストクラブ

 うちの社員は月に1回、旧軽井沢にある東急ハーヴェストクラブで会議をしています――。入社を検討している会社紹介にこのようなフレーズが入っていたら魅力を感じるだろうか?

 東急リゾートの会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ」は、会員登録すると日本全国24カ所の施設をどこでも利用できる福利厚生サービスだ。企業の福利厚生というと住宅手当や休暇制度、財形貯蓄制度などをイメージするかもしれない。東急ハーヴェストクラブでは、都心から少し離れた軽井沢や箱根、那須といった場所で、社員が贅沢な休暇を楽しめる環境を提供している。

 実際に利用している人に話を聞くと、家族旅行などのプライベートで使う人もいれば、同じ部署の人たちといつもと違う環境で仕事をするのに使う人もいるといった具合で、用途はさまざまだ。

 アベノミクス効果で景気が回復基調に向かう一方、まだ給与やボーナスという形で社員に利益を還元するのが難しいのが正直なところ。そこで、福利厚生を手厚くすることで報いようという気運は高まっているという。東急ハーヴェストクラブのような施設は、そんな企業にどんなサービスを提供できるのだろうか。

 こうしたテーマについて、実際に経営や事業にかかわっている4人に集まってもらい、ざっくばらんに議論してもらった。舞台は旧軽井沢の東急ハーヴェストクラブ。実際に宿泊施設を利用してみて、その率直な感想なども語ってもらった。


旧軽井沢の東急ハーヴェストクラブの客室。付属のレストランではバイキングやコース料理を楽しめる


温泉やプールも利用できる

福利厚生ってそもそもどういうもの?

 今回参加頂いたのは、コンピュータシステムの受託開発を行っているプラムザの島田徹代表取締役社長、企業のマーケティングを支援している気付きマーケティング研究所の岩原あきよし所長、プロジェクト管理ツール「Brabio!」を提供するブラビオの町田拓也COO、米国に本社を置くネットワークソリューションベンダー企業、ブロケード コミュニケーションズ システムズの小宮崇博Cloud Technology Officerの4人。

 まずは福利厚生に対するそれぞれの考えを共有した。

岩原さん 福利厚生は大企業よりもベンチャーや中小企業がよりいい人材を集めたり、定着させたりするために必要なのかな、と思っています。

島田さん

島田さん そうですね、福利厚生で社員をつなぎとめる、従業員満足を上げるよりも採用面でアピールしたいのはありますね。東急ハーヴェストクラブのような施設を利用して社員にいつもとは違う環境で仕事をしてもらうなど。

 というのも、プラムザの社員は基本的にプログラマーですが、ワーカーホリックな人間が多いんです。家でもとにかくインターネットにつながって仕事がしたい。面白いことがあったらコードを書きたいという人間が多いので、あまりのんびりする感じでもないですし、旧軽井沢のような緑が多い場所でのんびり仕事ができますというのを採用ページでアピールできたらいいかなと思いますね。

町田さん 多くの企業では、採用面接時に「福利厚生は何ですか?」というお決まりの質問がありますよね。そこで言えるためのものとして、福利厚生があるのではないでしょうか。

岩原さん もともと福利厚生って、従業員満足(ES)を高めるために大企業は海の家作ったり山の家を作ったりしていましたよね。だんだん福利厚生の本質から離れてしまっているというか。逆に中小企業からすると、外部の施設を利用することで社員の求心力を高まるとすれば、改めて福利厚生を見直すのが時代の変化に合っているのかもしれませんね。

福利厚生を入れる判断基準は?

 4人の企業でも、実際に福利厚生を導入している。では実際のところ、どのような意図があって今の福利厚生を決めたのだろう。島田さん、岩原さん、町田さんには経営者の視点から、唯一経営者ではない小宮さんには、従業員の視点でどんな福利厚生があったらうれしいかを話してもらった。

町田さん

町田さん 福利厚生を非金銭報酬と捉えると、経営者としては数カ月、数年後にそれで売上が上がること、社員の会社に対する満足度が上がることを期待しています。

島田さん 社員満足度が上がらないどころか、下がっちゃうと困りますよね。社員から「こんなことにお金を使うんだったら、給料上げてくれよ」と思われたら逆効果ですし。

町田さん 社長だけ使いたいだけなんじゃないのとか思われたら嫌ですよね。

岩原さん こんな忙しいのに、保養施設になんて行けるかよ、とかね。

町田さん 社長の家族だけが行っていたとか。

岩原さん

岩原さん 同じような話をあるIT企業の方々に聞いたことあります。20人規模の会社の社長が自分で福利厚生の会員施設を買って、それを聞いた社員が「だったら給料を上げろ」と猛反発したそうです。社長が「じゃあ使えば」と言ったら社員は「忙しいのにいつ使うんだ」と。その話を聞いて福利厚生って難しいなと思ったんですよね。

島田さん お給料は一度上げると下げられないですからね、そこは難しいですよね。

町田さん じゃあボーナスでってなっても、やはりみんな基本給が上がるほうがうれしいですからね。

島田さん ちょうど先日社員に福利厚生でどんものがあったらうれしいか尋ねてみたのですが、「帰省したいから帰省手当がほしい」と言われたんです。要は現金ですよね。他にも子供手当がほしいという社員もいました。みんなそれぞれ価値観が違うので、難しいですよね。

小宮さん

小宮さん そういう意味では、私は社外ミーティングをこうした場所(東急ハーヴェストクラブのような宿泊地)で行うので、ミーティングや開発合宿をリゾート地で行うのはありかなと思います。最初のとっかかりさえ解消できれば、継続して使うと思います。

実際に、東急ハーヴェストクラブに泊まってみてどうだった?

 今回の取材の舞台となった旧軽井沢の東急ハーヴェストクラブ。経営者の方々は実際に宿泊してみてどのような感想を持ったのだろうか。

島田さん 若い社員には高級すぎるイメージがありましたが、お客様や経営者の友人などは招待したいですね。社員に対しては緑の中で仕事ができると、採用面でアピールできるかもと期待する一方、「社長だけ使いたいんじゃないの?」「給料上げろ」と思われることが不安です。一度来れば良さを実感できるので、リフレッシュしながら仕事もできる環境を提供するという意味で、効果的だと思いました。

岩原さん 最初は「東急」という名前で少しだけ古臭いイメージを持っていました。実際に宿泊してみての感想は40代以降のシニア層にはすごくいい施設ということ。複数の宿泊施設を探して当たり外れがあるよりも、ここであれば間違いなく満足できる安心感があります。若い人でも魅力的に見えるようなアピールをぜひしてほしいですね。

町田さん 今までの福利厚生施設は正直魅力がなかったですが、ここは利用したい! と思いました。ただ、値段は高い印象を持っていました。若い社員などは、親を招待して自慢できる効果もあっていいのではないでしょうか。採用することで、さらなる売上拡大を見越せるのであれば利用したいですね。

小宮さん 場所と施設の良さに驚きました。今回は旧軽井沢でしたが、会員になれば他の施設も使えるのは魅力的です。あとは海外提携などで、海外のこうした施設も使えるようになればいいと思います。予約も会員数が限定されているので、取りやすい印象です。本当は休日も利用できますが、平日限定で社員に告知して、利用頻度を上げる工夫などをすれば良いかもしれません。







気になる料金について

 最後に、東急ハーヴェストクラブの利用料について紹介しておこう。

 東急ハーヴェストクラブを利用するには、会員権を購入する必要がある。会員は不動産所有権を共同所有する「共有制」や、預託金預入れにより施設利用権を取得する「預託制」から選べる。ただ、いずれも初期投資が高いので、資産計上の必要があるなど福利厚生施設として導入するにはハードルが高いのが正直なところだ。

 そこで会員権を購入するよりも手軽に東急ハーヴェストクラブを導入するシステムがある。それが「東急ハーヴェストクラブ定期利用契約」だ。定期利用契約を結ぶには、箱根や伊東・軽井沢などリゾート地の13施設の中からホームグラウンド施設として設定(1施設でも複数施設でも1施設複数口でも可)する。契約後は発行された宿泊利用券(年最大30〜36枚)で、契約施設(ホームグラウンド施設)を含め全国22カ所の東急ハーヴェストクラブが大人1人素泊まり3780円から利用可能となるのだ。

 契約料は資産計上には該当しないので、経費処理ができる、つまり経営者側からすると節税対策という意味でも魅力的な商品だ。

 通常会員との最大の違いは、数百万円する会員権は東急ハーヴェストクラブの全施設がホームグラウンド施設の対象となるが、今回の年間契約商品は、ホームグラウンド施設が限られる。しかし1年ごとの契約となるので、昨年の利用回数が少なかったら、翌年は契約を打ち切るなど柔軟な設定ができる。気になる料金は最も高い施設をホームグラウンドにした場合でも年間65万円。アベノミクスで景気回復してきた、すぐには社員に金銭的な配布はできないけれども準・金銭的な形で還元したい――。東急ハーヴェストクラブの定期利用契約は、そうした場合の1つの解決策になるかもしれない。

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提供:株式会社東急リゾートサービス
アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2015年3月31日


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