企業にとって必須だがとても面倒。そんなセキュリティ対策も、クラウドを活用すれば安価で手軽に始められる。今回はソフトバンクBBとマカフィーの強力タッグが提供する、お手軽セキュリティサービスを紹介しよう。
「ウチのPCセキュリティは大丈夫」――。そう言い切れる企業はどのくらいあるだろうか。もしかしたら、このような声がオフィスに飛び交ってないだろうか。
クラウド型サービスが普及する前は、セキュリティ対策をきっちりやろうとするとコストも手間も掛かって大変だった。セキュリティ管理者を置くのは必須で、セキュリティ管理サーバを用意する必要がある。その上、何か問題が起こったら担当者が即時対応しなければならないなど、とにかく「面倒くさい」のが常だった。
企業のセキュリティ担当者の中には「パッケージのセキュリティ対策ソフトがあれば大丈夫」と考えている人がいるかもしれないが、それも危険をはらんでいる。利用者が簡単に止めることができてしまうからだ。個人のPCであれば自己責任であっても、企業のPCでは大問題になる。
企業向けセキュリティソフトの必要性は分かっていても、お金も手間も掛けられない。そんな多くの企業のニーズに応えられるのが“クラウド”だ。最近では月500円ほどのコストで強固なセキュリティ対策を行えるサービスがある。今回はソフトバンクBBとマカフィーが提供している「ウィルス対策クラウドサービス Powered by McAfee」を紹介しよう。こうしたクラウド型サービスは、これまでの運用の手間をどれくらい軽減してくれるのだろうか。
製品の内容を簡単に説明すると、「クライアント常駐型のエージェントとマカフィーデータセンターが全自動でセキュリティサービスを提供」するものだ。専任のセキュリティ管理者も専用のサーバも不要で、しかも月額500円(税抜き)で始められる。
マカフィーといえば、今やインテルグループの一員として、インテルのセキュリティ領域を担うセキュリティの“老舗”ベンダーだ。マカフィーがクラウドに対応したのは2001年からと非常に早く、既に13年ものノウハウの蓄積があることをご存じだろうか。この実績が、セキュリティ対策の運用力として生きている。
PCのセキュリティは、現状の攻撃方法を把握すること、そして未知の攻撃をいち早く検知し、対策を行うことが大切だ。マカフィーは世界中で利用されている同社製品や1億ノード以上の情報収集機器と連携し、リアルタイムでセキュリティへの脅威を分析する「McAfee Global Threat Intelligence (GTI)」を運用しており、分析結果がすぐにサービスにフィードバックされる。これは、米国国防総省でも使っている技術を基にしているものだ。
ウィルス対策クラウドサービス Powered by McAfeeは、このマカフィーのクラウド技術をパッケージにしたサービスだ。クラウド型での提供であるため、管理はマカフィーが用意するデータセンターで行う。導入企業は社内に管理サーバを置く必要がなく、ハードウェアの導入・運用コストが掛からない。社内の管理サーバに接続していなくても、Webに接続していればPCが保護されるのもクラウドならではの強みだ。出張などオフィスの外にPCを持ち出したときでも、安心してWebに接続できる。
バージョンアップやパターンファイルの更新が自動で行われる点にも注目したい。マカフィーとソフトバンクBBが提供するのは“管理サーバフリー”“ロケーションフリー”“バージョンアップフリー”と3拍子そろったクラウドセキュリティサービスなのだ。
もちろんマルウェア対策、Webブラウザ保護機能、URLフィルタリング機能など必要十分な機能もそろっている。特に昨今注目が集まっている標的型攻撃では、不正なドキュメントファイルを開いてしまうとマルウェアがダウンロードされ、PC内部の重要な情報が外部へ流出してしまう。この内部から外部へのデータの流れを検知し、しっかりと止めるには「デスクトップファイアウォール機能」が役に立つだろう。マカフィーが推奨する設定をそのまま使えるため、手間が掛からないのがポイントだ。
最新の攻撃には最新の防御が必要だ。セキュリティ対策ツールを導入したら、後はクラウドに任せておけばいい――。専任のセキュリティ担当者が用意できない多くの企業にとって、これはうれしいサービスではないだろうか。
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提供:ソフトバンクBB株式会社
アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2014年3月23日