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カバンの中身は「複数チーム」と「少数精鋭」【チュートリアル編】シゴトハッカーズ

カバンの中に何を入れるか。そしてどう分類するか。対談編に続き、外出先で仕事をする人、必見の“カバンの中身の選び方”講座です。

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 外出中でもオンライン環境が容易に手に入るようになり、ネット経由で必要な資料を参照できる時代になりました。その結果、ドキュメントを紙にプリントアウトして持ち歩く機会が減ってきています。のりやはさみといった紙にまつわる文具も同様です。

 代わりに増えてきたのがPCの周辺機器USBメモリをはじめ、PCカードリーダー、LANケーブル、USBケーブル、メモリーカードなど、PCがなければ役に立たないものばかりがカバンを占拠しはじめています。こうした機器は携帯に便利なように小型化されており、持ち歩く上ではたいへん便利なのですが、数が増えてくるとなかなか見つけ出せない、という問題が出てきます。

 そうなると、対話編でもご紹介したように、たくさんのツールを目的に応じて入れ物を分けてカバンに入れておくといった、探す手間と時間を減らす工夫が必要になってきます。

 そこで、筆者は試行錯誤の末に、PC周りのツールをまとめた通称「デジタルポーチ」と、それ以外の文具を中心とした「アナログポーチ」の2つに分けて持ち歩くようにしています。

左はアナログ系ポーチの中身。右はデジタル系ポーチの中身

 要は利用シーンごとに「ツールの詰め合わせ」を用意するわけです。

 ほかには「セミナーポーチ」があります。筆者は月に数回ほどセミナーや研修などで壇上に立つことがあり、この時に使うツールを詰め合わせたものです。


セミナーポーチ

 右端から時計回りに、ワイヤレスマウス、ワイヤレスマウス受光器、タイマー、鼻炎薬です。

 ワイヤレスマウスは、PCの前にいなくてもPowerPointのスライドを切り替えたり、マウスポインタを動かしたりすることができるため、プレゼンテーションの自由度がアップします。

 タイマーは参加者にワークをやっていただく際の時間を計るために使うほか、休憩時間の終わりを知らせるためにも使用します。アラームが学校のチャイムのように機能するわけです。

 最後の鼻炎薬は、筆者の個人的な事情によるものですが、季節によって鼻が詰まることがあり、人前で話すのに不都合な場合があるため、一時的にしのぐために持っています。水なしで飲める(かんで服用する)タイプのため、緊急時でも安心です。

 セミナー前日になると、あらかじめセットしておいたリマインダーによってセミナーポーチをカバンに入れるよう指示されるので、それに従うことで、忘れ物をせずに済みます。

「複数チーム」と「少数精鋭」

 このように仕事をする上で役に立つツールを利用シーンごとに「チーム」に分けることで、使い勝手がよくなります。さらに、筆者は少しでも荷物を減らすために、新しいツールはとりあえず試すようにしています。複数のツールの間で機能が重複すれば、一方のツールは「チーム」から外し、ユニークな機能を持つツールがあれば組み入れる、と言った具合にチーム内は常に「少数精鋭」になるように心がけています。

 週に一度程度、カバンの中にあるツールをすべて出してみて、1カ月以上使っていないツールがあれば、チーム編成を変えるようにすると、機動力と利便性を高く保つことができるでしょう。

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