爆弾にはなりません――丸善がオリジナル万年筆「檸檬」を限定販売:仕事耕具
丸善は、同社の創業140周年を記念したオリジナル万年筆「檸檬(れもん)」を1400本限定で販売する。ボディは鮮やかなレモン色で、ペン先にはレモン柄の意匠を施した。
丸善は、同社の創業140周年を記念したオリジナル万年筆「檸檬(れもん)」を1400本限定で販売する。価格は3万9900円。全国の丸善の文具売り場で購入でき、発売は6月17日。6月16日までは各取扱店と丸善のWebサイトで予約を受け付ける。予約特典として革製の特製しおりが付属する。
万年筆「檸檬」は、丸善京都店(2005年10月閉店)を舞台にした梶井基次郎の同名の短編小説にちなんで制作した丸善のオリジナル商品。創業130周年の際にも記念万年筆として1000本限定で販売し、「発売から数カ月でほぼ売り切れてしまうほど人気が高かった」(丸善)という。
今回は、ボディの鮮やかなレモン色は従来品のままに、ペン先にレモン柄の意匠を施した。軸の安定感を増したことで書きやすさも向上し、「デザイン面のみならず実用面でも進化した」という。
新潮文庫版の梶井基次郎『檸檬』をセットした特製化粧箱入りで、万年筆が入る内箱には、梶井基次郎の直筆原稿(『檸檬』習作/大妻女子大学総合情報センター図書館蔵)を印刷した。
本体のペン先には14金を使用し、サヤと胴軸には樹脂加工を施した。長さは146〜163ミリ、最大径は15.7ミリで、重さは27.5グラム。使用できるペン種はM(中字)のみで、カートリッジ/コンバータ両用式となっている。
モチーフになった梶井基次郎の『檸檬』は、主人公が丸善に“設置”した檸檬が実は爆弾で、十分後には大爆発を起こす――と想像するラストが印象的だが、万年筆の「檸檬」は「皆さまのおそばで末永くご愛用ください」(丸善)。
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