印刷時に「コストが見える」ICカードプリンタ認証システム:仕事耕具
シーイーシーは、ICカードを用いたプリンタ認証システム「SmartSESAME SecurePrint!Lite」を発売する。印刷時にクライアントPCに印刷コストを表示する「気付き機能」を搭載した。
シーイーシーは、ICカードを用いたプリンタ認証システム「SmartSESAME SecurePrint!Lite」を7月1日に発売する。価格は利用環境に応じて異なるが、PC100台まで利用できるクライアントソフトとカードリーダー、1年間のログ集計サービスを含むパッケージの参考価格は28万8750円。
SmartSESAME SecurePrint!Liteは、印刷時にICカードによる本人認証を行うことで、印刷物の取り違えや持ち去りなどを防止するプリンタ認証システム。印刷ログの集計はSaaS方式で管理し、利用する企業側はサーバやデータベースが不要なため、社員証などのICカードとカードリーダーだけでシステムを構築できる。
システムを導入すると、PCから印刷ジョブを実行してもすぐには印刷されず、ICカードをプリンタ脇に設置したカードリーダーにかざすことではじめて印刷を開始できるようになる。「(印刷に一手間が掛かることで)とりあえずプリントしておく、という風潮がなくなるため、セキュリティ対策と同時に印刷コストも削減できる」(シーイーシー)という。
印刷ログは、社員ごとやプリンタごとに印刷枚数をグラフ表示する。また、印刷時にクライアントPCに印刷にかかるコストを表示する「気付き機能」も搭載し、社員のコスト意識の向上にもつながるという。
クライアントOSはWindows XP/Vistaに対応。ICカードはFelica/MIFAREをサポートする。
関連記事
- 1枚のカードで、もっと強固なオフィスセキュリティを――SSFC
個人認証や電子錠としてFeliCaを使うソリューションが人気だが、無計画に導入していては「機器の数だけカードが必要」ということになりかねない。FeliCaセキュリティ機器を連携することで、高いセキュリティを実現する規格が「SSFC」だ。どんなオフィスセキュリティが実現するのか? 最新機器を取材した。 - 情報漏えいの半分は紙から――セキュリティ機能を強化したプリンタ「C8800dn」
沖データはセキュリティ機能を強化したA3カラーLEDプリンタ「C8800dn」を発売する。情報漏えい対策として、セキュリティ機能を強化した。 - 「今週何枚印刷した?」が分かる リコーのプリンタ管理ソフト「Ridoc IO Analyzer」
リコーは、複合機やレーザープリンタの出力枚数を自動集計するソフト「Ridoc IO Analyzer」を発売する。「プリンタを共用しているオフィスなどで、部署ごとに出力枚数を知りたいときに便利だ」としている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.