ワイドなプレゼンはワイドなプロジェクタで――エプソン、フルHD対応のプロジェクタなど7機種:仕事耕具
エプソンは、「オフィリオプロジェクター」の新機種7モデルを11月から順次発売。フルHDやワイド画面に対応したモデルが目立った。
エプソンは、「オフィリオプロジェクター」の新機種7モデルを11月から順次発売する。
製品名 | カテゴリ | 解像度 | 明るさ | 大きさ (幅×奥行き×高さ) |
重さ | 価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EB-1925W | 多機能パワーモデル | WXGA | 4000ルーメン | 357×257×86ミリ | 約3.5キロ | 41万7900円 | 11月中旬予定 |
EB-1920W | 約3.4キロ | 37万5900円 | 11月下旬予定 | ||||
EB-1915 | XGA | 約3.5キロ | 11月中旬予定 | ||||
EB-1910 | 約3.4キロ | 34万4400円 | 11月上旬予定 | ||||
EB-1724 | モバイルモデル | XGA | 3000ルーメン | 284×202×65ミリ | 約1.8キロ | オープン(14万円前後) | 11月中旬予定 |
EB-Z8000WU | 常設モデル | WUXGA | 6000ルーメン | 534×734×167ミリ | 約22キロ | オープン(220万円前後) | 11月下旬予定 |
EB-Z8050W | WXGA | 7000ルーメン | オープン(120万円前後) | 12月下旬予定 |
ワイドディスプレイで作ったプレゼンにはワイドプロジェクタ
「EB-1925W」「EB-1920W」「EB-1915」「EB-1910」は、4000ルーメンの明るさながら約3.4〜3.5キロ、357×257×86ミリ(幅×奥行き×高さ)という軽量コンパクトな本体を両立したプロジェクタ。USBケーブルで接続するだけで投影できる「USBディスプレー」、使用後のクールダウンが不要で電源オフボタンを押さずに直接電源コードを抜ける「ダイレクトシャットダウン」などを搭載した。10ワットのスピーカーを備えたほか、前面排気やネットワーク機能などにも対応した。オプションの書画カメラ「ELPDC06」ともUSBケーブルを通じて接続可能で、会議やセミナーで資料や見本商品を見せる機会に役立つという。
EB-1925WとEB-1915は、ワンタッチでタテヨコ台形歪み補正やフォーカス調整をスクリーンに合わせて行う「かんたんセットアップ」機能を搭載。かんたんセットアップボタンを押すだけで、自動でタテヨコの歪みを補正するほか、スクリーン枠を検出し、自動で枠内に投影画像を合わせる。これまでも自動台形歪み補正機能などは搭載していたが、今回、フォーカスも自動で調整できるようにした。またHDMI端子も用意している。
このほかEB-1925WとEB-1915には、USBディスプレー時に画面だけでなくPCからの音声をプロジェクタのスピーカーから出力できる機能や、USBメモリを直接接続することでメモリ内の画像をPCを使わずに表示したりできる。また、Windows Vista標準機能の「ネットワークプロジェクターへの接続」に対応。オプションの無線LANユニットを使うことでワイヤレス接続にも対応した。
EB-1925WとEB-1920Wは、横幅が広いWXGAに対応。「PCの解像度はWXGAが主流になっている。WXGA画面に合わせて作成したPowerPointでプレゼンテーションするには、プロジェクタにもWXGAの解像度が求められている」(エプソン)という。
入力端子は、ミニD-Sub(15ピン)、コンポジット端子、S端子などを用意。EB-1925WとEB-1915にはHDMI端子も搭載した。このほかステレオミニ端子、USB端子、イーサネットポートなども用意している。
フルHDモデルで6000ルーメン以上の市場に参入
EB-1724は、重さ約1.8キロ、284×202×65ミリのモバイル性に優れたプロジェクタ。3000ルーメンの明るさと、スクリーンからの距離が133センチで60型の映像を投影できる短焦点レンズを装備し、狭いスペースも有効活用できるという。持ち運びに便利なソフトキャリングケースも標準添付した。
エプソンではこのほか、大会議室や講堂向けに常設タイプのプロジェクタ「EB-Z8000WU」と「EB-Z8050W」を発売。解像度はそれぞれ1920×1200ピクセル(WUXGA)、1280×800ピクセル(WXGA)で、同社によると「3LCD方式のプロジェクタでフルHD対応は世界初だ」という。
明るさは、EB-Z8000WUが6000ルーメン、EB-Z8050Wが7000ルーメン。「今回(エプソンとしては)初めて6000ルーメン以上の市場に参入する。6000ルーメン以上の市場はプロジェクタ全体でも台数ベースで4%台だが、金額ベースだと14%台以上。画質や機能といったプロジェクタ本来の性能に加え、扱いやすさやアフターサービスなどが重要だ。いったん導入するとそう簡単には外せないので、音響設備などとともに設置してもらう」(エプソン販売の中野修義取締役)
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