6月にWHOによるパンデミック警戒レベルがフェーズ6になった新型インフルエンザ。最近ではウイルス除去をうたった高機能な空気清浄機が登場しているが、買いたい人はどのくらいいるのだろうか。
アイシェアは空気清浄機の購買意向についての調査を実施。20代〜40代の男女491人(男性:54.8%、女性:45.2%)の回答を集計した。なお、回答者のうち身近に新型インフルエンザにかかった人が「いる」としたのは20.4%。「風邪をひきやすい(とても風邪をひきやすい、どちらかというと風邪をひきやすいの合計)」と自覚しているのは42.2%だった。
現在、自宅に空気清浄機が「ある」人は全体の37.7%。女性では男性より6.8ポイント多い41.4%に達した。年齢が高くなると所有率も増えており、40代では20代を15ポイント上回る45.7%。購入時期は97.8%が「新型インフルエンザが流行る前」と答えた。
今後空気清浄機を購入したいと考えている人はどれくらいいるだろうか。「とても購入したい」という意見は6.5%、「機会があったら購入したい」は43.2%で、「購入意向がある」人は合計49.7%だった。女性と30代、40代では過半数が購入意向を示している。
所持者には買い換えや買い足しの意向を聞いてみた。自宅に空気清浄機が「ある」人は、63.8%が「購入意向がある」と答え、「ない」人より22.6ポイントも高い。身近に新型インフルエンザにかかった人が「いる」という回答者では61.0%、「風邪をひきやすい」人でも56.0%と購入意向者が多数。所持者やウイルスの脅威を感じている人のほうが空気清浄機への関心が高いようだ。
「購入意向がある」とした244人が、購入の際に最も重視するとしたものでは「アレルゲン除去機能(花粉、カビ、ダニなど)」が45.9%で1位。次いで「インフルエンザウイルス除去機能」(17.2%)、「運転音の静かさ」(11.5%)が続いた。
「アレルゲン除去機能」を重視する人は女性(52.5%)と20代(50.9%)に多く見られたが、「インフルエンザウイルス除去機能」を重視する人は30代に多く、22.2%にのぼった。アイシェアは「風邪やインフルエンザ対策の1つとして空気清浄機の購入を検討する人も少なくないようだ」と分析している。
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