座面が動いて衝撃を吸収――“お母さんチェア”の廉価版「Luce」、オカムラから:仕事耕具
岡村製作所は、多目的オフィスチェア「Luce(ルーチェ)」を11月末に発売する。着座から起立までの姿勢変化に座部と背部をフィットさせる技術を取り入れた。価格は肘なしタイプが7万1400円、肘つきタイプが8万4000円。
岡村製作所(オカムラ)は、インダストリアルデザインを手掛けるイタリアのGIUGIARO DESIGNと共同開発した多目的オフィスチェア「Luce(ルーチェ)」を11月末に発売する。価格は肘なしタイプが7万1400円、肘つきタイプが8万4000円。
着座から起立までの姿勢変化に座部と背部をフィットさせる技術を取り入れた。沖電気工業と共同開発したオフィスチェア「Leopard(レオパード)」で採用した「ロボットレッグの技術を応用した」(岡村製作所)という。Leopardは、「子供が親に抱きかかえられるような座り心地」をコンセプトにしている。
背もたれは、腰まわりのランバー部分の織り密度を濃く、背中の部分の織り密度を薄くした「グラデーションサポートメッシュ」を採用。「しっかりとサポートしたい腰部分」「柔らかくフィットさせたい背中部分」というようにメッシュ部分の密度に濃淡をつけている。
また、座った際に体への衝撃をやわらげる「スマートリラクゼーションシート構造」を採用。「体格・体重差にかかわらず、快適な座り心地を体験できる」としている。
フリーアドレスやコラボレーションワークといった「立つ・座る」の動作が多い場面での活用を想定したオフィスチェア。オフィスラウンジ、会議室への設置を想定したLeopardと用途を分けている。
フレームはホワイトとブラックの2色、張材のカラーバリエーションはホワイト、ブラック、ミディアムブルー、アクアブルー、ライムグリーン、マンゴーイエロー、ベージュ、ダークブラウン、レッドの9色。キャスターはナイロンとウレタンの2種類。オプションとしてデザインアームも用意している。
関連記事
- コクヨやオカムラのオフィスチェア受賞――2010年度「iFデザイン賞」が決定
2010年度「iFデザイン賞」が決定した。今回は世界39カ国から2486点の応募があり、その中から778点が受賞。国内では、コクヨファニチャーのオフィスチェア「Avein(アヴェイン)」や岡村製作所のオフィスチェア「Leopard」などが選ばれた。 - 仕事耕具:背中の動きに合わせて変形――オカムラから、オフィスチェア「エスクード」
岡村製作所は、オフィスチェア「エスクード」を11月に発売する。背面部分に格子状の樹脂シェルやランバーサポートを採用。座面には3種類の異硬度クッションを使用し、太ももは圧迫せず、お尻はしっかりサポートする。 - 仕事耕具:オカムラ、“ロボットお母さんチェア”「Leopard」を発売
岡村製作所は、「子供が親に抱きかかえられるような座り心地」をコンセプトにしたオフィスチェア「Leopard(レオパード)」を発売した。座面と背もたれには沖電気工業のロボット技術を採用している。 - オカムラ「いすの博物館」:後傾? 前傾? 作業にあったワーキングチェアを考える
デスクトップPCとノートPCで作業の姿勢が異なります――。岡村製作所の「いすの博物館」で作業にあったワーキングチェアを考えてみた。 - オカムラ「いすの博物館」:50年前と現在、背もたれとひじ置きに見るワーキングチェア今昔
「ひじ置きはステータスだった」「リクライニングが作業姿勢に」――。岡村製作所の「いすの博物館」でワーキングチェアの変遷を見てきた。 - 仕事耕具:ロボット技術で「母に抱かれるような」椅子 OKIと岡村製作所が発表
沖電気工業と岡村製作所は、座面と背もたれに人間の筋肉のメカニズムを基にしたロボット技術を採用し、自然な座り心地をサポートするオフィスチェア「LEOPARD(レオパード)」のコンセプトモデルを発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.