年賀状のお年玉番号を一括チェックする:3分LifeHacking
PFUの「楽2ライブラリ パーソナル」の「お年玉番号当せんチェック」機能を使えば、手入力を一切することなく、年賀状のお年玉番号のチェックをまとめて行える。枚数が多くてもラクラクだ。
年賀状のお年玉番号の当選チェックというのは、枚数が増えれば増えるほど大変になってくる。まず下2ケタだけをチェックし、当選の可能性がないものを除外してから残りをひとつずつチェックしていくというのが手っ取り早い方法だと思われるが、年賀状の枚数が100枚、200枚と増えてくると、方法がどうあれ目視チェックではいくら時間があっても足りなくなってくる。当選チェックができるオンラインサービスやソフトを使えば省力化できるが、枚数が増えれば増えるほど煩雑(はんざつ)になることに変わりはない。
こうした場合に使ってみたいのが、PFUのソフト「楽2ライブラリ パーソナル」だ。ドキュメントスキャナ「ScanSnap」とのセットモデルも販売しているので、ふだんから利用している人、あるいは使っていないがソフト自体は持っているという人も多いだろう。実はこのソフトには、スキャナで読み取った年賀状の当たり番号を照合できる「お年玉番号当せんチェック」機能があるので、手入力不要でまとめて当せんチェックができてしまうのだ。
仕組みとしては、ScanSnapで年賀状をスキャンする際にOCRでお年玉番号をテキストデータ化し、日本郵政のホームページから自動的に取り込まれた番号との照合を行うという流れになる。手入力が一切不要なので、枚数が増えても手間がかからないのが大きなメリットだ。
では実際にやってみよう。まずはスキャナの読み取り設定を「楽2ライブラリ(年賀はがきデスク)に保存」に設定した上で年賀状をスキャン。表裏が1ページで閲覧できる形式で「年賀はがきバインダ」に取り込まれる。この際、OCRをオンにしておくことにより、差出人やお年玉番号がテキストデータに変換され保存される。
取り込みが完了し、OCRデータに誤りがないかざっとチェックしたあと、バインダの右クリックメニューから「お年玉番号当選チェック」を選択。日本郵政のホームページからお年玉番号データが自動的に取り込まれ、照合が行われる。わざわざ当選番号を手入力する必要もなく、あっという間にチェックが完了する。当選ハガキには自動的に付せんがつけられるので、あとはこれの原本に当たる年賀状を探せばよいというわけだ。
年賀状をスキャンする過程でファイリングもできてしまうので、整理および保存の観点からも一石二鳥のこの方法。年度別に分けて取り込んでいけば、年賀状のライブラリを作るのにも役立つだろう。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
---|---|---|
楽2ライブラリ パーソナル V5.0 | 1万8000円 | PFU |
関連キーワード
年賀状 | ハガキ | 正月 | お年玉 | アプリケーション | OCR | LifeHack(ライフハック) | ソフトウェア | PFU | ScanSnap | 付箋 | 3分LifeHacking | ドキュメントスキャナ
関連記事
- LifeHack(ライフハック)
- 2011年の年賀状はiPhoneで作る――関連アプリ3選
年末に向けて準備が必要になるのが年賀状です。年賀状をさくっと作成できるiPhone/iPadアプリケーションを3つ紹介します。 - デスクトップでできる 無料の年賀状データ作成アプリ「プリントマジック」
インターネットサービスを展開するDayzは11月25日、年賀状などの印刷用データを無料で作成できるアプリ「プリントマジック」の提供を開始した。動作環境はAdobe AIR。デスクトップ上で操作できる。 - 無料サービスで30秒で――年賀状のデザインを決定する
今年も残すところ2週間。「そろそろ年賀状の用意をしなければ……」と考えている人も多いことだろう。無料で年賀状データを作成して、オフィスや自宅のプリンタで印刷できるWebサービスとアプリを紹介しよう。 - プリントゴッコが販売終了 年賀状文化の衰退も後押し
理想科学工業は、プリントゴッコ本体の販売終了を発表した。Eメールの普及などで日本の年賀状文化が衰退したことも、販売終了の要因の1つだという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.