タッチ対応のPCでAdobe AcrobatやReaderを使いやすくする:ビジネスの悩みを解決するPDFドリル
Adobe AcrobatとReaderのバージョンXIからは、タッチ対応のPCで使いやすくするための表示方法[タッチモード]が搭載された。各ボタンが間隔を空けた状態で配置されるほか、メニューのフォントもこころもち大きくなり、さらにスクロールもサポートするので指先でのタッチ操作が容易だ。
Windows 8の登場に伴い、タッチ操作に対応したPCが増加している。ビジネス向けのPCも、今後ますますタッチ対応製品へのリプレースが進むことになるだろう。既にそうした製品へのリプレースを終え、客先で提案などにバリバリと使いこなしている人もいるはずだ。
もっとも、タッチ対応のPCでWindows用のソフトのメニューをそのまま表示すると、指先でボタンやメニューをタップする際、間隔が詰まりすぎていてうまくいかないこともある。タッチペンを使って操作する方法もあるが、指先とペンと、2つの方法が混在するのはちょっとややこしい。
しかしAcrobatおよびReaderについては、こうした心配は無用だ。
というのも、バージョンXIから新たに搭載された表示方法「タッチモード」であれば、指先でタップしやすいよう、各ボタンが間隔をあけた状態で配置されるからだ。スクロールもサポートされるほか、メニューのフォントもこころもち大きくなるので、マウスやタッチペンを使わなくとも、指先によるタッチ操作でメニューをたどっていくのも容易というわけだ。
タッチモードはタッチ対応デバイスの多くでは自動的に切り替わる(または切り替えるかを尋ねるダイアログが表示される)が、Acrobatの環境設定によっては一般とタッチモードがうまく切り替わらない場合がある。そうした際には、メニューから[表示]→[表示切り替え]→[ツールバー項目]→[タッチモード]を選択して手動で切り替えるとよい。自動的にタッチモードに切り替わったが、いまは従来のモードで使いたいという場合も、同様の手順で元に戻せる。タッチ対応デバイスでAcrobatを使用する人は、知っておくと役に立つ技だ。
連載「ビジネスの悩みを解決するPDFドリル」とは
ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。
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