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「残業絶対ゼロ」だからこそ、売れる営業になれる!「残業絶対ゼロ」でも売れる私の営業法(3/3 ページ)

日々の残業を「絶対」に「ゼロ」にする。強い意志を持つことで、仕事のムダを省きながらも仕事を定時までに終わらせ、驚くほどの結果を出すことができるのです。なんとなく「残業ゼロ」にしたいと思っただけでは、残業がゼロになることは決してないのです。

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営業経験ゼロから「残業絶対ゼロ」で結果を出した私

 ここで、遅ればせながら、駆け足で私の自己紹介をさせてください。

 大学卒業後、最初は会計士を目指したのですが、受験に7回も失敗。結局、派遣社員として、ある銀行に入行しました。持ち前のバイタリティで猛烈に仕事をし、最終的には「行員の試験を受けないか」と声がかかるまでになったときに出産。それを機に、2年間専業主婦を経験しました。

 その後、私は、会計システムの開発・販売会社に入社し、営業に配属。このとき、営業経験はまったくのゼロでした。

 育児のために時間の制約があった私は、先述した「残業絶対ゼロ」を宣言。これから紹介する独自の営業ノウハウを編み出して、残業ゼロを守りつつ、圧倒的な行動量で新規開拓数ナンバー1になりました。会社の売上に大きく貢献したのち、営業支援コンサルティング会社である株式会社セールスアップを設立し、これまでに上場企業1000社以上を訪問しました。

 そして現在、主に、士業やコンサルタントの営業支援を行っており、現役の営業プレイヤーとして、「営業現場」の最前線で活動しています。営業プレイヤーとしての経験を磨いていることで、残業絶対ゼロであっても、1件あたり年間100〜1000万円単位、さらに億円単位の受注に貢献しています。

現場の悩みに応える実践的なノウハウ

 本連載では、そんな私のノウハウを、訪問時間の確保やテレアポ、見込み客のフォロー、クロージングと、営業シーンごとに分かりやすく紹介していきます。

 また、私の営業セミナーで知り合った、コンサルティング会社新人営業、がんばり屋の愛さん(仮名・25歳女性)から実際にいただいた相談をベースに話を進めていきますので、現場の悩みに応える内容になっています。

 愛さんが最初に相談に来たときは、ノルマ達成のために毎日残業、休日出勤も頻繁で、心身ともに疲弊した状態。そんな彼女に「残業絶対ゼロがノルマ達成の近道」と伝えても半信半疑でした。

 それでも、まずは残業絶対ゼロ宣言から始め、「大量営業」の仕組みを実践することで、今では大きく結果を出しています。

 私の営業法では、お客様への資料作成に時間をかけたり、定時以降の会議に参加することはありません。そんな時間があれば、少しでも多くのお客様と連絡をとり、訪問する。それを「大量営業」の仕組みを中心にしたノウハウとしてまとめ、行動することで、自分でも驚くほどの結果が出ます。

 「大量営業」と「効率的な営業」は一見矛盾しています。しかし、残業絶対ゼロという状態に自分を追い込み「知恵」を生むことで、効率的な大量営業が可能になるのです。

 それでは最後に、あなたもぜひ「残業絶対ゼロ」を宣言してみましょう。

 私はここに「残業絶対ゼロ」を宣言します!

 恥ずかしくても、必ず声に出して言ってくださいね。ちゃんと宣言しましたか?

 それでは、ようこそ「残業絶対ゼロ」で結果を出す、すばらしい営業の世界へ。

(次回は「残業絶対ゼロ」のブランドを作り上げる、について)

 →連載「「残業絶対ゼロ」でも売れる私の営業法」バックナンバーはこちら

著者プロフィール:

須藤由芙子(すどう・ゆうこ)

株式会社セールスアップ代表取締役。

「現場」にこだわる営業コンサルタント。

1978年京都府生まれ。東京理科大学経営学部卒業後、会計士受験に7回失敗。失意の中、派遣社員として大手銀行に入行。人の10倍雑務をこなし「行員の試験を受けないか」と声がかかるまでに。その経験は、のちの「超効率的営業法」に活かされる。

結婚・出産を期に2年間専業主婦を経験したのち、有価証券報告書自動作成システムの開発・販売会社に入社。営業経験ゼロで働く時間も限られている中「残業絶対ゼロ」をうたう営業法を駆使し、新規開拓数ナンバー1。圧倒的な活動量で、売上アップに貢献した。

2011年、株式会社セールスアップを設立。

現在は、士業、大手コンサルティングファームなどの営業支援・営業代行に携わり、さらに電話営業のべ5000社、飛び込み営業のべ3000社の経験をもとに、営業向けセミナーの実施、教育プログラムの開発などを行っている。


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