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2014年のクラウドソーシング市場は408億円と推定――矢野経済研究所
東日本大震災以降、クラウドソーシングをテスト的に導入する企業が多かったが、徐々に本格導入に移りつつあるようだ。
インターネットを介して、不特定多数の登録ワーカーに業務を委託できるクラウドソーシングサービスが伸びている。矢野経済研究所の調査によれば、2013年のクラウドソーシングサービスの流通金額規模(仕事依頼金額ベース)は215億円で、前年度比101.7%増だった。2014年度は408億円まで伸びると推測している。
2011年の東日本大震災以降、試験的にクラウドソーシングを利用する企業が増えた。2014年度は、クラウドソーシングサービスの業界団体が設立され、業界全体で認知度向上や利用促進の取り組みが進むものとみられる。矢野経済研究所では、今後、大手企業が発注する大口案件の流通量の増加や、海外の大手クラウドソーシング事業者の日本参入の可能性を指摘する。
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