無線で使えるモバイルスキャナー4製品を試す――サイズ・重量比較編:Biz.Hacks(1/2 ページ)
外出先に気軽に持ち歩ける機動力の高さで人気の小型モバイルスキャナー。今回は最新4製品の本体サイズおよび重量を比較しつつ、インストール方法も紹介する。
無線LAN対応かつバッテリー駆動が可能な製品が増え、ホットなジャンルであるモバイルスキャナー4製品を比較する短期連載。今回は各製品の本体サイズおよび重量を比較する。また、インストール方法の違いも確認しよう。
持ち歩き時、バッグの中で占める体積は?
本体の全長は、4製品のうち「ScanSnap iX100」(273ミリ)が最も短く、次いで「DS-40」(296ミリ)、「MDS-820W」(308ミリ)、キヤノン「DR-P208II」(312.5ミリ)となっている。最も短い「ScanSnap iX100」と最も長い「DR-P208II」とでは、約40ミリの差がある。
本体の断面積(奥行×高さ)は、「ScanSnap iX100」(47.5×36ミリ)と「MDS-820W」(52.5×40.7ミリ)がほぼ同等、次いで「DR-P208II」(56.5×40ミリ)、「DS-40」(69×43ミリ)という順になる。並べると「DS-40」がとびぬけてボリュームがあるが、ほかの3製品はそこまで極端な差はない。
なお「DR-P208II」は、無線で利用する際にはオプションのWi-Fiユニット「WU10」が必要となる。無線接続しない場合でもPCと接続するためのUSBケーブルが必須だ。その他3製品は、上に述べた寸法が実質の持ち歩きサイズとなる(充電ケーブルは除く)。
以上の点から、充電ケーブルおよびキャリングケースやポーチ類を含まない場合、持ち運びにあたってバッグの中で占める体積は、コンパクトな順に「ScanSnap iX100」「MDS-820W」「DR-P208II(単体)」「DS-40」「DR-P208II(無線利用時)」という結論になる。
ちなみに「ScanSnap iX100」と「DR-P208II」は、使用時に給紙ガイドを開く構造なので、使用状態では前者が68×36ミリ(実測値)、後者が89.5×43ミリと奥行きが増す。今回は持ち歩く際のコンパクトさを比較しているので、使用時のサイズを考慮する必要はあまりないと考えられるが、公平を期するために念の為に記しておきたい。
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