インドのEnablem MはS60向けトラベル英語会話集、Connectを展示。シチュエーション別に約2000の例文が用意され、文例表示に加え、発音を音で確認することもできる。22カ国語に対応する予定で、会場では中英/英中、韓英/英韓のほか日英/英日やインドネシア/英語に対応したバージョンのデモも展開していた。
フォントはアプリ内に組み込まれているため、英語版端末でも各国の文字を表示できるのが特徴。説明員は「メジャーな言語だけではなくマイナーな言語にも対応するのが当社の強み」だといい、将来は日中/中日など英語以外の言語の組み合わせによる製品の開発も予定している。日本語対応ソフトの発売は未定だが、オンラインソフトウェアショップなどを通じた海外からの購入には対応したいという。なおアプリケーションはJava版のほかにFlash Lite版を開発中で、メニュー操作などがよりインタラクティブなものになるとしている。
シンガポールで今年7月からテストサービスが実施され、2007年1月から本サービスが開始されるなど、APAC地域では韓国発の技術「カラーコード」が普及の兆しを見せている(3月28日の記事参照)
シンガポールの現地法人Colorzip SEA PTEのCEO、ジョン・モーレ氏によると「カラーコードはバーコードやQRコードなどと比べて色のパターンを利用するため親しみやすい。日本や韓国などの携帯電話先進国では携帯電話をQRコードなどにかざすのが当たり前になっているが、東南アジアなどではそのような使い方はユーザーにはまだ想像がつきにくい。そのためカラーパターンに文字を組み込み、利用の敷居を低くできるのもカラーコードの利点だ」と話す。
カラーコードは画素数10万程度のマクロがないカメラでも利用できるため、APAC地域などの幅広いユーザーが利用できるのが強み。シンガポールのほか、マレーシアやインドネシアでもサービスが始まる見込みだという。「海外からのローミング渡航者にも向けに現地の観光案内など提供することを検討中」(同氏)だといい、カラーコードの海外展開が海外旅行者など日本のユーザーにもメリットをもたらしそうだ。
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