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1枚で地下鉄から美術館まで〜ソウル市交通カード「T-money」韓国携帯事情(3/4 ページ)

韓国では電車やバスに乗る際、切符を買うよりも交通カードで決済するのが一般的だ。利用は1日約1200万件。クレジットカードや腕時計にまで交通費決済機能がつくなど、デバイスの普及が利用促進につながっている。

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 「交通マイレージ」サービスも新たに開始された。これは、T-moneyカードを使って買い物をするとマイレージが貯まり、そのマイレージを交通費として使えるというものだ。

 このマイレージは買い物だけでなく、「OKCashbagポイント」などから移行することも可能だ。OK Cashbagポイントというのは、SKが運営するポイントシステムで、クレジットカードや会員カードなど、あらゆるカードと提携し、そのカードを加盟店で見せるとポイントが貯まるというもの。例えばファミリーマートで提示すると、1000ウォン(約100円)の買い物で10ポイントといった具合だ。貯めたポイントは、ポイント数に応じて家電や化粧品などの商品に変えたりできるのだが、その商品の1つとして交通マイレージがある。

 OK Cashbagポイントを交通マイレージに移行するには、まずインターネット上でT-moneyとOK Cashbagの会員登録を行なわなければならない。2000点以上の交通マイレージが貯まったら、駅構内にあるキャッシング端末「nice」で、交通マイレージをT-moneyとしてチャージして初めて、交通費として使うことができる。

T-money対応の「nice」端末。右下の部分にT-moneyを置いて、ポイント還元やカードの残高照会を行う


通常のT-moneyカード。通常のカード型のT-moneyは2500ウォン


13〜18歳限定の青少年カード。インターネット上でT-moneyに刻まれている番号と住民登録番号を登録すれば、地下鉄・バスの利用料金が20%引きとなる


6〜12歳限定の子どもカード。インターネット登録をすれば、地下鉄・バスの利用料金が50%引きとなる


キーホルダー型のT-money。大きさは5×2.5センチ程度。値段はI型が5000ウォン、T型が7000ウォン


青少年カードのキーホルダー型


子どもカードのキーホルダー型。首にかけられるようになっている

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