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独自認証方式で、携帯から安全リモートアクセス〜NTTコム「モバイルコネクト」(2/2 ページ)

独自の認証方式で簡単に社内メールやイントラにアクセス。初期導入やメンテナンス、エンドユーザーへの対応などをアウトソーシングして、システム管理者の負担を軽減できる。

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 スケジューラはMicrosoft Exchange Server/Outlook、Lotus Notes/Dominoに対応。こちらもブラウザから見るようになっている。スケジューラ以外のデータ、例えばイントラネットのアドレス帳や、Outlookの「ToDo」「仕事」「メモ」などにもアクセスしたい場合は、オプションで対応できる。

メール受信画面(左)、スケジューラ画面(右)

 1月13日に発表になった「グループウェアコネクトサービス」(1月13日の記事参照)は、モバイルコネクトの新メニューだ。

モバイルコネクトの接続イメージ。モバイルコネクトの専用サーバは大手町にあるNTTコミュニケーションズのビル内に置かれている

 携帯電話からグループウェアにアクセスする場合、従来は社内イントラネットとNTTコミュニケーションズのデータセンターとの間に、携帯向けインタフェースを追加するソフトをインストールしたサーバを設置する必要があった。しかしグループウェアコネクトサービスでは、NTTコミュニケーションズ側で用意したサーバを使うため、独自に携帯向けのインタフェースを用意する必要がない。サーバの初期導入費用も、従来は425万円以上かかっていたところが、このサービスを利用すると87万円で済むとしている。

決裁業務を携帯で

 モバイルコネクトの出発点は、同社の社内決裁を、iモードで処理できるシステムだった。「承認作業だけなら、複雑な作業は必要ない。携帯電話でどこからでも上司が承認できるようになり、何日もかかっていた決裁作業を短縮できた」(藤川氏)

 携帯から出発したシステムだけあって、機能もインタフェースもシンプルなのが「モバイルコネクト」の特徴といえる。ログインも数字入力のみ、メールもスケジューラも、携帯で細かな操作をするというよりは、ビューワとして“参照”するのが基本だ。

 モバイルコネクトではほかに、ヘルプデスクサービスにも力を入れており、システム管理者からの問い合わせ受付、エンドユーザーを管理するWebサイトの提供、復旧対応などを行っている。システム管理者を相手にしてのサービスだけでなく、エンドユーザーからの問い合わせ受付や英語での対応などもオプションで請け負う。導入に対しても、運営に対しても、システム管理者の負担を軽減できる使い勝手の良さも特徴といえる。

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