ソフトバンクへの売却交渉も噂されるツーカーグループ。KDDIはツーカーをどうしたいのか。
1月27日の第3四半期決算でKDDIは、ツーカーホン関西の完全子会社化に当たり、株式交換契約を解除したと発表した。株式の個別買い取りによって全発行株式取得が完了したため。
ただし債務超過解消のための第三者割増投資は予定通りKDDIが引き受ける予定だ。本来は株式交換実施のために行うが、財務内容の健全化を目的に実施する。
「なぜ債務超過を解消するのかを考えてほしい。すぐに売らなくてはいけない状況ではない」(KDDIの小野寺正社長)
KDDIがツーカーグループの完全子会社化を行うのは、「KDDI単独の判断で迅速に処理ができる」(小野寺氏)ため(2004年7月29日の記事参照)。ここには当然売却も選択肢に入っている。
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