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ドコモとau、発信者番号の偽装表示へ対策
着信時に相手の電話番号を表示する“発信者番号”を偽装、詐欺などに使われるケースがあるとして、事業者各社が対策に乗り出した。auは8日より対策を開始、ドコモはすでに終了している。ボーダフォンは3月中に対応予定。
KDDIは、偽装された発信者番号がau携帯電話に着信表示しないよう、対策を開始した。期間は3月8日から11日まで。
発信者番号とは、着信時に表示される相手の電話番号のを指す。警察や自宅などの番号を偽装して信用させ、詐欺などに悪用するケースがあることから、各キャリアでは発信者番号の偽装への対策を進めていた(2月18日の記事参照)。
対策の内容は、番号を偽装している恐れがある通話を一定条件により識別し、その条件に合った呼が入ってきた場合は番号を表示せず、番号非通知通話として携帯電話に着信させるというもの。通信事業者が交換機の設定を変更することで対策を行う。「携帯電話どうしなら、番号が偽装されることはないので心配は不要」(KDDI広報部)
NTTドコモでは同様の対策を3月1日〜4日で終了している。ボーダフォンでも3月中に対策を行うとしているが、日程は未定。
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